満員電車で痴漢の指テクに足がガクガク。もう・・ダメ・・・。

ついうっかりの二度寝で朝食も食べずに家を飛び出すはめになったのは昨夜のつまらない夜更かしのせいだろう。

発車直前の電車に駆け込み、彼女、美羽は人で一杯になった狭い車内へその小さな体を押し込ませた。

人一人分程度の僅かに開いていたスペースになんとか落ち着けき、胸元へかかった長い髪を肩の向こうに流しながら携帯で時間を確認する。

(よかった…ぎりぎり間に合うかな?)

四方をスーツ姿の会社員に囲まれ若干の息苦しさを感じながら制服のリボンを指先で整える。

まともに動けない、ともすれば押し潰されてしまいそうな状況も慣れたもので彼女は小さな欠伸を噛み殺し目的の駅までの時間をぼんやりやりすごすつもりであった。

しかし重たく厚いスカートの生地の上からお尻に違和感を感じ、彼女は面倒くさそうに身じろぐ。

手の甲で撫でられているような感覚と動きに嫌悪感を覚えたが、ここは揺れる満員電車の中だ。

たまたま当たっているだけかもしれないものを「この人痴漢です!」等と騒ぎ立てる気にもなれず、まぁ放っておけばおのずと離れていくだろうと楽観視していた。

そもそも犯罪者を容認するわけではないがこの程度の痴漢なんてものは日常茶飯事で、電車通学している女子ともなれば誰だって一度や二度経験しているものである。

今更、という少々スレた思いもあった。

2015-02-07 | Posted in 女性向け官能小説

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