上司から突然の呼び出しに…

生活が苦しかった。

日々の生活に加え大学時代の奨学金にカードの支払い。

ボーナスで返そうという安易な気持ちで会社のお金に手を出した事は心底後悔している。

人として最低な行いだったと反省しています…だから…

誰か助けて…

美里は今にも泣きそうなほど瞳を不安に揺らして鞄の取っ手を握りしめる。

生まれてから25年間、今までこんな恥ずかしいことはしたことがない。

まさか自分がこんなことをしているなんて信じたくもなかい。

私はブラもショーツも、下着を一切付けずにブラウスとスカートだけを身につけてネオン街を歩いていた。

「高田クン、これ見てくれる?」

ちょうど先週末の夕時、仕事も一段落し今日は定時に上がれそうだという時になって彼女を呼び出した係長の田嶋。

その手には数枚の書類。

なにかミスでもあったのかと目をやると、自分が会社の帳簿を誤魔化して金を抜き取り自分の通帳へと振り込んだ記録が明確に記載されていた。

「今日、残業頼めるかな」

他の社員も居たからだろう、態度はあくまでも普段通りそのものだったが田嶋の目はギラつきニヤニヤといやらしい笑みを浮かべていた。

美里は青ざめて震えながらもなんとか平常を装い“はい、大丈夫です”と目を伏せながらなんとか声を絞り出した。

太って脂ぎった見た目、頭の薄くなりかけた汚い中年の田嶋にとって彼女は格好の獲物だった。

顔立ちはそこそこ整っており体はスレンダーながらもジャケットの下にはその体躯の割りに大きめの胸が隠されている。

25歳の彼女は健康的で若々しく、それでいて色気が伴っていた。

「この事は内密に処理してあげよう…まぁそれも君の態度次第だがね」

元々残業の少ない時期ということもあり他の社員は皆はすぐに帰った。

残業と称して残ったのは高田と田嶋の二人だけ…そうなった途端に田嶋はぽつぽつと話しながら彼女のデスクへと歩み寄ってきた。

肩に置かれたぶくぶく太った手は分厚く、今や珍しいほど典型的な“中年のセクハラオヤジ”らしく彼女の胸元へと滑り落ちてくる。

「田嶋係長…あの、態度次第、と…言いますと…?」

どうせ犯されるのだろうと身構えた美里に向かって田嶋は思わぬ言葉を口にした。

「なぁに、そんなに固くならなくても。なにも襲おうってわけじゃないんだから」

「…えっ?」

「がっかりしたかな?」

顔を覗きこんでくる田嶋に、彼女は「いえ…」とだけ短く返すと顔を逸らした。

(だからってなんでこんな…)

駅で下着とジャケットを奪うと、田嶋は彼女と共に小さな居酒屋の個室に身を押し込んだ。

(体の関係を要求される方がまだマシよ。こんなの誰かに見られたら…)

田嶋は彼女の横に座り胸元を舐めるように眺めている。

薄いブラウスを押し上げる大きな胸の先端は服に擦れたためか、心なしかツンと尖っているように見える。

(少し透けて…やだぁもう…恥ずかしい…)

気にすればするほどそこに意識が持っていかれる。

しかし、隠してはいけない。

命令だからだ。

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