無料エステの罠…

優しげな目、すっと通った鼻筋と細い輪郭は知的な印象を与え口元は暖かく微笑んでいる。

美しいのは顔だけではない。すらりと背が高く細身で、手指は長く細く、髪と眉は清潔感をもって整えられている。

モデルと言っても遜色ない容姿であった。

もしかして私こんなイケメンの前で毛の透けた紙パンツ一枚になるの?

そんな彼女の不安は当然ながら的中し気がつけばその恥ずかしい紙パンツ一枚で仰向けになっていた。

真面目に仕事をしているであろうエステティシャンに対して男性だから恥ずかしい、というのはこちらの単なる自意識過剰のように思えて(更に言えば少々卑屈だがこんなイケメンが私のことを女として見ると思うのはいささか思い上がってるようにも感じて)何も言えないままガウンを手放してしまったのだ。

しかし客の羞恥心に配慮して胴部分はタオルで覆われており部屋の照明は暗めに落とされ、暖かなアイマスクと優しい音色のBGMが緊張にこわばっていた優子を心地よくリラックスさせてくれる。

「あぁ~…きもちいぃ…」

つい声が漏れる。

足首からふくらはぎ、そして太ももまでをみっちりもみほぐされた後はたっぷりのマッサージ用オイルを絡ませた長い指が彼女の首から鎖骨へ滞っているリンパの流れを促すよう優しく滑っていく。

「っあ…はぁ…」

「気持ちいいですか、良かったです。痛くはないですか?」

エステティシャンはその端正な見た目と違い割りと気さくな性格のようで力加減はちょうどいいか、ここはつらくないか、とこまめに気を使ってくれる。

「大丈夫です、凄く気持ちい…っひゃん!」

突然触れるか触れないかぎりぎりのタッチで優しく触られた首筋の刺激にぞわっと全身が震えた。

「すみません、くすぐったかったですか?」

「あ、いえだいじょうぶです、すみません…」

やだ、変な声が出ちゃった…丁度良い温度に設定された室内なのに突然顔がぶわっと熱くなる。

恥ずかしさのせいか変なスイッチが入ってしまったのか妙に心臓が高鳴って、息が苦しいくらい…。

「ハァ…ハァ…あぁ、ん」

それもそのはずこの店で使用されているオイルやローションには全て女性を性的に興奮させる成分が多量に添加されているのだ。

流れる音楽も甘い香りのアロマディフューザも客をリラックスさせるためではなく発情させることのみを目的に作られたものだ。

何も知らない無防備な女性客は警戒することなく身を委ね、何かおかしいなと思う時はもう既に体は言うことを聞かなくなっている。

首筋から鎖骨へ、鎖骨から脇へ…優しく続けられるマッサージという名の愛撫にからは敏感に反応し無意識に太ももをもじもじすり合わせてしまっている。紙パンツにはもううっすらとシミがにじみ出てきていた。

施術ルームに設置された数台のカメラはそんな彼女の姿を余すことなく捉えていた。

天井、鏡、足元の鉢植え、オイルを並べてある棚…何箇所にも巧妙に隠されたカメラが顔、体、そして今はまだ隠されている性器に向けられている。

無料の理由は悪質なものだった。

無料の言葉で若い女性を誘い込み、盗撮しては闇ルートで売りさばく。

そして自分の知らないところで目を覆いたくなる恥ずかしい痴態が売買され鑑賞され、世界中へと広がっていくのだ。

「では次は基本コースに含まれているバストケアにうつらせていただきます」

「え?ば、バストって…あ……」

男の手がタオルの中に入り込み、脇からアンダーバストから周囲の肉をかき集めて持ち上げるように巧みに指を動かしていく。

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