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	<title>官能小説が無料で読める ちょっとエッチな子猫たん</title>
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	<lastBuildDate>Thu, 13 Jul 2023 14:17:06 +0000</lastBuildDate>
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	<title>官能小説が無料で読める ちょっとエッチな子猫たん</title>
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	<item>
		<title>満員電車の中で</title>
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		<dc:creator><![CDATA[床井]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 13 Jul 2023 15:00:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[痴漢・レイプ]]></category>
		<category><![CDATA[カーセックス]]></category>
		<category><![CDATA[クンニされて]]></category>
		<category><![CDATA[上司と部下]]></category>
		<category><![CDATA[年下の男の子と]]></category>
		<category><![CDATA[電車・バスの中で]]></category>
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					<description><![CDATA[ぎゅうぎゅう詰めの電車にのりながら、マリコは一人、ため息をついた。 会社と家の行きかえりは、いつもこの満員電車にのっている。 都心のようなつぶれそうなほどの人込みではないが、人と人とが密着しているこの空間は、やはりマリコ]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ぎゅうぎゅう詰めの電車にのりながら、マリコは一人、ため息をついた。</p>
<p>会社と家の行きかえりは、いつもこの満員電車にのっている。</p>
<p>都心のようなつぶれそうなほどの人込みではないが、人と人とが密着しているこの空間は、やはりマリコは好きにはなれなかった。</p>
<p>「はあ……」</p>
<p>特に興味のない仕事を続けてそろそろ5年、新しい出会いもなければ、特に楽しいこともないどこにでもいる社会人だ。</p>
<p>（何か楽しいことないかなあ……）</p>
<p>四方八方からの人波に潰されながら、マリコはそう思った。</p>
<p>その時だった。</p>
<p>「……えっ？」</p>
<p>何かが、お尻にあたった。</p>
<p>それは人の手というよりは、無機質で硬いもののような感触がした。</p>
<p>偶然、誰かのカバンが当たってしまっているのかもしれない……</p>
<p>痴漢というような雰囲気ではないし、こんな満員ではそれも仕方がないことだろう。</p>
<p>マリコはそう思い、もぞりと身体を動かした。こうすればもう、当たることはない……</p>
<p>そう思ったが、それはマリコの身体に着いてくる。</p>
<p>マリコの身体が動いたからなのか、ソレは先ほどとは別の箇所に、またぐいぐいと押し当てられた。</p>
<p>「っ……！」</p>
<p>お尻の中心に当たっていたのが、少し場所を変えて足の間あたりに当たり始める。</p>
<p>身体のラインに沿う柔らかなタイトスカートをはいたマリコの臀部は、あまりしっかりガードされてはいない</p>
<p>――硬い何かが――おそらくカバンの角が――</p>
<p>敏感な部分を押し上げるようにして擦りつけられ、マリコは思わず身体を震わせた。</p>
<p>電車の揺れに合わせて、それは小刻みにマリコの弱い部分を擦っている。</p>
<p>偶然かもしれないし、もしかしたら誰かが意図的にしているのかもしれない</p>
<p>――手で払えばどかすことも出来そうだったが、マリコは頭上のつり革を両手でぐっと握り締めた。</p>
<p>「っ……は、っ」</p>
<p>じんわりとした快感が、電車のゆれとともにマリコの身体を襲ってくる。</p>
<p>こす、こす、とソレが動くたびに、マリコはお尻をもぞもぞと動かした。</p>
<p>身体は満員電車で自由にはならないし、偶然当たっているだけかもしれないそれも、気持ちの良い箇所にダイレクトに当たるわけではない</p>
<p>――それでも、その微かな感触をマリコは楽しんでいた。</p>
<p>「まもなく、〇〇駅～〇〇駅です」</p>
<p>よく聞きなれている男性の声とともに、電車の速度がゆっくりと下がっていく。</p>
<p>降りる人も多い駅で、乗客は降りる準備のためにごそごそと動き始めた。</p>
<p>それと同時に、マリコの身体に触れていた何かも、そっと離れて行く</p>
<p>――マリコが振り返っても、大勢のスーツを来た社会人たちがひしめき合っているだけだった。</p>
<p>「マリコさん、今日どうしたんですか？なんだかぼーっとして……」</p>
<p>会議が終わった後、後輩に声を掛けられた。</p>
<p>新人の頃からマリコが面倒を見ていた、笑顔のかわいらしい子犬のような後輩だった。</p>
<p>黒髪はスポーツマンのように短く切りそろえられていて、誠実そうでバリバリの営業マンだ。</p>
<p>彼に声をかけられて、そういえば確かにボーっとしていたなと自覚した。</p>
<p>会議中、どうしても今朝の電車の事が頭をよぎった。</p>
<p>こんなことでは、と思えば思うほどにその事で頭がいっぱいになって、途中からは会議の記憶がない。</p>
<p>「ううん、ちょっと……考え事しちゃって」</p>
<p>「そうなんですか？何かあったら言ってくださいね！」</p>
<p>「うん、<ruby><rb>松村</rb><rp>（</rp><rt>まつむら</rt><rp>）</rp></ruby>くん、ありがとう」</p>
<p>まさか電車で押し当てられたカバンの角のようなものが忘れられなくて……</p>
<p>なんて、そんなことは言えなかった。</p>
<p>曖昧に笑って流した後、定時になってすぐに会社を後にした。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>サークル同期と漫画喫茶で…</title>
		<link>https://zunko.biz/novel/mangakissade/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[床井]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 01 Dec 2022 15:00:30 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[マニアック]]></category>
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					<description><![CDATA[本当は終電前には終わるはずだった飲み会なのに、気が付けば既に三次会まで続いていた。 まゆみは、あーあ、とこっそりため息をついた。 黒いショートボブが、それと同時にサラリと揺れる。 お酒はそこまで弱くない。 飲み会自体はま]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>本当は終電前には終わるはずだった飲み会なのに、気が付けば既に三次会まで続いていた。</p>
<p>まゆみは、あーあ、とこっそりため息をついた。</p>
<p>黒いショートボブが、それと同時にサラリと揺れる。</p>
<p>お酒はそこまで弱くない。</p>
<p>飲み会自体はまあまあ楽しいし、メンバーだって好きだった。</p>
<p>まゆみの所属する大学のボーリングサークルはちょっと不思議な集まりで、月に一度メンバーで集まってボーリングに行く、それだけの活動だった。</p>
<p>サークルの飲み会や集まりはほとんど無くて、たまに同期と集まったりはするが、基本的にはサブサークルという位置づけだ。</p>
<p>そんな感じだったはずが、今日はいつもと少し違っていた。<br />
………</p>
<p>………</p>
<p>………<br />
「せーのっ、優勝、おめでとう～！」</p>
<p>何回目かわからない乾杯に、まゆみも合わせてグラスを突き上げた。</p>
<p>そう、今日の飲み会は、サークルメンバーの優勝を祝ったものなのだ。</p>
<p>地区のボーリング場で行われる大会で、参加者だってアマチュアばかりだ。</p>
<p>それでも、規模はそれなりに大きく、優勝となればほとんどがストライクだったりと高レベルな戦いになる。</p>
<p>特に実績も何もないサークルとなると、それだけで大盛り上がりで――</p>
<p>それこそ、終電の時間なんて誰も気にしていない程になってしまったのだ。</p>
<p>流石に深夜２時を過ぎ、ようやくそれが最後の乾杯になる。</p>
<p>飲んで騒いで、居酒屋の前で解散となった。</p>
<p>大学の近くで飲み会は開かれ、終電が終わってもほとんどのメンバーは徒歩で帰れる距離だった。</p>
<p>まゆみはと言えば、電車通いの実家暮らし、他のメンバーと違って今日はもう帰れそうにない。</p>
<p>解散になった後、繁華街を一人、ぶらりと足を進めた。</p>
<p>この時間となれば、もう漫画喫茶で朝になるのを待つしかないだろう。</p>
<p>確か近くにそれらしきビルがあったはず――思い当たる方向に足を向けると、突然後ろからぽん、と肩を叩かれた。</p>
<p>「わっ」</p>
<p>驚いてふりむいたまゆみは、その後ろにいる人物を見てほっとため息をつく。</p>
<p>サークルの同期、ミサキだった。</p>
<p>「ミサキくんか、びっくりした～！」</p>
<p>「ああ、悪い、驚かせちゃった」</p>
<p>ミサキが眉を八の字にして笑う。</p>
<p>中性的な名前をしているミサキは、名前のイメージそのものの、優しい男性だ。</p>
<p>まゆみより少し背が高くて、中肉中背といったところだろうか。</p>
<p>かけている黒縁の眼鏡がなんとなく文学部のようなイメージを彷彿とさせるが、その実バリバリの理系男子だ。</p>
<p>そんな彼が、はにかんで言う。</p>
<p>「漫画喫茶？俺もかえれないんだよね、一緒に行こ」</p>
<p>「そうなの？じゃあ一緒に行こうか！ミサキくんが一緒ならなんだか心強いや！」</p>
<p>同期とは言え、学部も違うミサキとはあまり喋ったことがない。</p>
<p>たまにボーリングのチーム分けが同じことはあるが、いわゆる顔見知りという距離感の相手だった。</p>
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		<item>
		<title>クラブ</title>
		<link>https://zunko.biz/novel/kurab/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[床井]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 20 Sep 2022 15:00:27 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[マニアック]]></category>
		<category><![CDATA[お酒に酔って]]></category>
		<category><![CDATA[ワンナイトラブ]]></category>
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					<description><![CDATA[私は安永（やすなが）ひとみ。 趣味は、仕事の後に一人でクラブに行ってお酒を飲むこと。 友達と騒ぎに行くのも好きだけど、人がたくさんいて騒いでいる中で、一人でゆっくりお酒を飲みながら音楽を聴くことが好きなのだ。 今日はよう]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>私は安永（やすなが）ひとみ。</p>
<p>趣味は、仕事の後に一人でクラブに行ってお酒を飲むこと。</p>
<p>友達と騒ぎに行くのも好きだけど、人がたくさんいて騒いでいる中で、一人でゆっくりお酒を飲みながら音楽を聴くことが好きなのだ。</p>
<p>今日はようやく訪れた金曜日──</p>
<p>仕事も問題なく終わり、一人で食事をしてからいつものクラブに足を踏み入れた。</p>
<p>浮かれたその雰囲気が、私は嫌いじゃない。</p>
<p>ざわざわとうるさいけれど、それがなんとなく、心地よいのだ。</p>
<div class="gyoukan">&nbsp;</div>
<p>いつも通りロッカーに荷物を入れて、購入したドリンク用のチケットを持ってカウンターへと近寄っていく。</p>
<p>すでにカウンターの周りは人でいっぱいで、どんどん人が割り込んでくる。</p>
<p>ここでは押しやられたら負けだ。</p>
<p>人に負けないように大声で注文しながらチケットをだして、カウンターの店員がそれを受け取ってくれたらようやくドリンクが手に入る。</p>
<p>「生ビール！」</p>
<p>今日はビールの気分だったので、そう叫んだ私に店員が寄ってきてくれた。</p>
<p>まあ、生ビールなんて注ぐだけで出せる簡単なメニューだからかもしれないが、いつもよりスムーズにドリンクを手に入れられたことに少し気分が上向きになる。</p>
<p>ひんやりとした大ジョッキが手渡されて、私は壁際の小さなテーブルへと移動した。</p>
<p>騒がしいフロアには人が大勢いて、押し合いもみ合い騒いでいる。</p>
<p>そこから少し離れた──と言っても音楽は大音量で聞こえるし、薄暗くてほとんどフロアみたいな場所──</p>
<p>壁際には小さな丸いテーブルが置いてあって、みんなそこにドリンクを置いてはおしゃべりや音楽を楽しんでいる。</p>
<p>椅子はなく、立っていることしか出来ないが、それももう慣れっこだった。</p>
<p>ビールを飲みながら、大音量の音楽を浴びると、身体がびりびりと震える。</p>
<p>大声が飛び交い、踊り続ける人たちのなかで、自然と私の身体もリズムにのって揺れた。</p>
<div class="gyoukan">&nbsp;</div>
<p>それから10分ほどたっただろうか、私のジョッキの一杯目が空になり、次のオーダーを頼みにいこうかと考えていた時だった。</p>
<p>フロアがふいに暗くなり、人の顔が見えなくなる。</p>
<p>さらに音楽の音量があがり、低音がフロアに響いてビリビリと空気を揺らした。</p>
<p>一時間に一度訪れる、フィーバータイムだ。</p>
<p>人の顔が見えないくらいに照明が落とされた中で、みんなが踊り狂う。</p>
<p>身体を震わせる低音が心地よくて、私は瞳を閉じた。</p>
<p>ずん、ずん、とリズムにのって鼓動が震え、気持ちがいい──と、そこで、お尻に何かが触れた。</p>
<p>温かくて、柔らかい何か。</p>
<p>それがなんなのかなんて、すぐにわかる。人の掌だ。</p>
<p>「──ちょっ、と！」</p>
<p>後ろからやってきた人間と机にぎゅっと挟まれるようして立たれ、後ろからのしかかられる。</p>
<p>男の身体が背中にぺったりとくっついているような状態になって、まるで恋人のような体勢だ。</p>
<p>フィーバータイムのフロアはそんな私の状態には一切気付かず、バカ騒ぎが続いている。</p>
<p>お腹に男の手が回ってくる。</p>
<p>きゅ、と抱きしめられてしまえば、もうそこから抜け出せる気がしなかった。</p>
<p>「お姉さん、名前なんていうの？」</p>
<p>「……なんでそんなこと答えないといけないの」</p>
<p>「いいじゃん、せっかく出会ったんだしさ」</p>
<p>低い声だ。フロアの音にも負けない、低くて、柔らかい男の声が、私の耳元で吐息を混ぜて<ruby><rb>囁</rb><rp>（</rp><rt>ささや</rt><rp>）</rp></ruby>かれる。</p>
<p>耳元にそっと息を吹きかけるようなしゃべり方に、背筋がぞくぞくした。</p>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>イッたことがなかったのに…新しい彼氏とのセックスで</title>
		<link>https://zunko.biz/novel/ittakotonakattanoni/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[床井]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 09 Aug 2022 15:00:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ラブラブ]]></category>
		<category><![CDATA[クンニされて]]></category>
		<category><![CDATA[潮吹きしちゃった]]></category>
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					<description><![CDATA[「私……イッたことないんだよねえ……」 ぼやくように呟いた長谷川（はせがわ）ミノリの言葉に、向かいに座っている山田（やまだ）ノリコは吹きだした。 アハッと軽快な笑い声とともに、口にしていたコーヒーの表面が揺れる。 ノリコ]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「私……イッたことないんだよねえ……」</p>
<p>ぼやくように呟いた<ruby><rb>長谷川</rb><rp>（</rp><rt>はせがわ</rt><rp>）</rp></ruby>ミノリの言葉に、向かいに座っている<ruby><rb>山田</rb><rp>（</rp><rt>やまだ</rt><rp>）</rp></ruby>ノリコは吹きだした。</p>
<p>アハッと軽快な笑い声とともに、口にしていたコーヒーの表面が揺れる。</p>
<p>ノリコはミノリをまじまじと見つめ、また楽しそうに笑った。</p>
<p>「彼氏できたっていうからどうしたのかと思えば……彼氏がセックス下手って話？」</p>
<p>「いやそういうつもりじゃ……ていうかまだしてないし！」</p>
<p>休日の夕方、ノリコの行きつけのカフェは、個室のようになっていて周りに声が聞こえない。</p>
<p>それでも少し恥ずかしくて、ミノリはしーっ、と声を潜めた。</p>
<p>「この年でイッたことないって、流石にちょっと……やばいのかな、って……」</p>
<p>ミノリとノリコは大学からの友人同士だ。出会ってからもう10年を越えている。</p>
<p>今年32歳になるミノリにとって、これは深刻な悩みだった。</p>
<p>イッたことがない――詳細に言えば、セックスでイッたことがない。</p>
<p>自分で触ればちゃんと感じるのだが、セックスでそうなったことがないのだ。</p>
<p>「前の彼氏はどうだったの？」</p>
<p>「うーん、イッたふり、とかしてた……」</p>
<p>「バレなかったの？」</p>
<p>「なんか謎に自信があった人だったからさ……全然バレなかったっていうか……なんならちょっとドヤ顔、みたいな」</p>
<p>「それウケるんだけど！不感症的な感じ？」</p>
<p>「そういうわけでは……多分ないと思うんだけどさ……」</p>
<p>ミノリ自身疑ったこともあったのだが、自分で触れば感じるというのであればその線は薄いだろう。</p>
<p>「じゃあ相手が下手だったんでしょ！」</p>
<p>「だよ……ねえ……」</p>
<p>経験人数は二人、多くは無いが、別にそこは気にしていない。</p>
<p>ただ、自分もセックスを楽しんでみたいと思うのだ。</p>
<p>ちゃんと気持ちよくなって、セックスが面倒くさい時間ではなく、好きな時間になってほしい――そう思うのだが……</p>
<p>「今の彼氏、どんな人なんだっけ？」</p>
<p>「うーん、優しいよ？優しいけど……」</p>
<p>多分、経験とかはあんまり多くない感じ……</p>
<p>口にしなくても雰囲気で伝わったのか、ノリコは苦笑した。</p>
<p>「まあ……セックスが全てではない、とは思うよ」</p>
<p>「それはそうなんだけどさあ……気持ちいいセックス、してみたいなあ……」</p>
<p>ノリコはそれに対しては笑うだけで特に解決策は示してくれず――</p>
<p>ミノリも求めてはいなかったが――その代わり、その日のカフェ代をおごってくれた。</p>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>おうちデートで映画を見ながら</title>
		<link>https://zunko.biz/novel/outideto/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[床井]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 04 Jul 2022 15:00:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ラブラブ]]></category>
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					<description><![CDATA[「ねえ、今日の夜ごはんはビーフシチューでどう？久しぶりに腕ふるっちゃうよ♪」 「いいね、俺かすみの作ってくれるやつ、めちゃめちゃ好き！」 嬉しそうにほほえんだ喜一（きいち）の表情につられて、 かすみもにこりとほほ笑んだ。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「ねえ、今日の夜ごはんはビーフシチューでどう？久しぶりに腕ふるっちゃうよ♪」</p>
<p>「いいね、俺かすみの作ってくれるやつ、めちゃめちゃ好き！」</p>
<p>嬉しそうにほほえんだ喜一（きいち）の表情につられて、</p>
<p>かすみもにこりとほほ笑んだ。</p>
<p>付き合って半年の喜一は、証券会社につとめている営業マンだ。</p>
<p>平日は仕事が忙しく、こうして休みに会えることも多くはない。</p>
<p>だから今週は、久しぶりに金曜日の夜から喜一と過ごすことができる貴重な週末だった。</p>
<p>窓の外はあいにくの雨だったが、二人きりでゆっくり時間を過ごすことが出来るというのも悪くない。</p>
<p>たっぷり朝寝坊をして、今は１０時をいくばくか過ぎたところだった。</p>
<p>夕食の材料は平日に前もって準備してあったから、</p>
<p>本当に今日と明日は、喜一とゆっくり過ごすことができる。</p>
<p>「ね、今日は何しようか？」</p>
<p>「おれ、あれ持ってきたよ。かすみが見たいって言ってたやつ」</p>
<p>「えっあの映画？借りてきてくれたの？嬉しい！ありがとう！」</p>
<p>会社からそのままかすみのアパートにやってきたというのに、</p>
<p>喜一は仕事カバンから何やら荷物をごそごそと取り出し、かすみに手渡した。</p>
<p>Blu-rayが入ったその袋は、喜一の家の近くのレンタルショップのものだ。</p>
<p>わざわざ準備してくれたのが嬉しくて、かすみはうふふ、と笑った。</p>
<p>「じゃあ、これ見よっか」</p>
<p>「そうしよう」</p>
<p>評判になっていた映画だが、喜一が仕事で忙しく見に行けなかったのだ。</p>
<p>それがこんな形で一緒に見ることが出来て、かすみは嬉しくて仕方がない。</p>
<p>ディスクをかすみがセットしている間に、喜一は再びベッドへと戻っていた。</p>
<p>一人暮らしのワンルームアパートは、ベッドと机、</p>
<p>それにこまごまとした物ですぐに埋まってしまう狭い空間だ。</p>
<p>ベッドの対面にテレビが置いてあって、</p>
<p>寝ころんだままでも見ることが出来る位置に設置してある。</p>
<p>「ほら、おいで」</p>
<p>「だらだらしすぎじゃない？」</p>
<p>「休みなんだからいいの、ほら」</p>
<p>手を広げた喜一の元へ、かすみも言われたままにもぐりこむ。</p>
<p>二人ともまだ寝ていた時の服のままで、薄い布団に潜ってしまえば</p>
<p>またすぐにでも寝れてしまいそうなくらいリラックス出来た。</p>
<p>喜一が腕枕をするために腕を伸ばしてくれる。</p>
<p>かすみは、喜一のたくましい腕に頭を乗せてテレビの方に身体を向けた。</p>
<p>かすみの後ろから、喜一もテレビが見えるように体勢を調整する。</p>
<p>リモコンの再生ボタンを押すと、画面の中で映画の広告が流れ始める。</p>
<p>温かい喜一の身体に後ろから抱きしめられながら見る映画は格別だった。</p>
<p>映画はうわさ通りとても面白く、かすみは夢中になって画面を見つめていた。</p>
<p>時折喜一からぎゅう、と抱きしめられて、腹に手が回される。</p>
<p>その手を上からそっと触れると、きゅう、と指を絡めてくるのがいとおしかった。</p>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>社長秘書は拒めない</title>
		<link>https://zunko.biz/novel/hishohakobamenai/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[床井]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 12 Mar 2022 15:00:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[マニアック]]></category>
		<category><![CDATA[オフィスで]]></category>
		<category><![CDATA[クンニされて]]></category>
		<category><![CDATA[ちょいＳの男]]></category>
		<category><![CDATA[上司と部下]]></category>
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					<description><![CDATA[「ねえねえかよこちゃん、きいた？新しい社長の噂……」 会社の昼休憩、デスクで食事をしていた佳代子（かよこ）の元へ 同期入社のあゆみが話しかけてきた。 噂好きのあゆみは、いつも情報が早い。 同じ会社にいるのに、まるで違う会]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「ねえねえかよこちゃん、きいた？新しい社長の噂……」</p>
<p>会社の昼休憩、デスクで食事をしていた佳代子（かよこ）の元へ</p>
<p>同期入社のあゆみが話しかけてきた。</p>
<p>噂好きのあゆみは、いつも情報が早い。</p>
<p>同じ会社にいるのに、まるで違う会社の話を聞いているんじゃないかと感じるくらい</p>
<p>、あゆみの話を聞いてはかよこはいつも驚いていた。<br />
………</p>
<p>………</p>
<p>………<br />
「何？社長？全然知らない……」</p>
<p>「えー、あんなに噂になってるのに……かよこちゃん、ぼーっとしてちゃだめだよ！」</p>
<p>「そんなに情報が早いの、あゆみだけだよ……で、何？社長変わるの？」</p>
<p>ショートカットに黒髪、すらりとした佳代子に、</p>
<p>ふわふわのセミロング、ぽっちゃりとした体型のあゆみ。</p>
<p>同期入社の二人は、かわいいと社内では有名人だった。</p>
<p>「そうそう、社長が変わるんだって、それで、息子が社長になるらしいよ！」</p>
<p>「え、ええ……そうなんだ……」</p>
<p>「で、その社長の息子がすっごくイケメンなんだって！でも、めちゃめちゃ性格が悪いらしい……」</p>
<p>「ええ……やだなそれ……」</p>
<p>まあでも、平社員の私たちは関係ないんじゃない？</p>
<p>そう言って笑う佳代子に、あゆみはぷくりと頬をふくらませて見せた。</p>
<p>「わかんないよ？もしかしたら、気に入られて秘書に任命！とかされちゃうかもよ？」</p>
<p>「えー、ないない、私は絶対ないって」</p>
<p>あるかもしれないよ～！あゆみの言葉に、佳代子は声を上げて笑った。</p>
<p>そんなドラマみたいなこと、あるわけがない。</p>
<p>話を聞いた時はそう思っていたのに、まさか、こんなことが起こるなんて……</p>
<p>佳代子は、広々とした部屋で、唇をかみしめた。</p>
<p>大きな机とソファ、それから大量の段ボール箱が積んであるその部屋は、新しい社長室だった。</p>
<p>今までの社長室はそのままに、別の部屋を社長室として使う……</p>
<p>そんな話を聞いたのは、つい昨日のことだった。<br />
………</p>
<p>………<br />
「おい、手が止まっているぞ」</p>
<p>「す、すみません……」</p>
<p>段ボール箱を開封すると、</p>
<p>バリバリとガムテープがはがれる音が部屋にひびいた。</p>
<p>中から出てくる謎の置物に、社内の重要な情報ファイル、</p>
<p>それらはすべて、佳代子に関係のないものだった、はずだった。</p>
<p>「はあ、ちゃんと働いてくれよ？これから俺の秘書になるんだから」</p>
<p>「はい……」</p>
<p>段ボールに向き合いながら、佳代子が返事をする。</p>
<p>逆らうことは出来ない。同じ部屋にいるこの偉そうな男は――</p>
<p>佳代子とほとんど同年代のこの男は、あゆみの言っていた例の、社長の息子だった。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>資料倉庫の秘め事</title>
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		<dc:creator><![CDATA[床井]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 20 Jan 2022 15:00:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[マニアック]]></category>
		<category><![CDATA[オフィスで]]></category>
		<category><![CDATA[ちょいＳの男]]></category>
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					<description><![CDATA[「今日午後から会議かあ……準備しないと……」 松岡美奈子（まつおか　みなこ）は、重い腰をゆっくりと上げて椅子から立ち上がった。 仕事を始めて三年、地元の中小企業という規模のこの会社は、よく言えばおだやか、悪く言えば退屈な]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「今日午後から会議かあ……準備しないと……」</p>
<p>松岡美奈子（まつおか　みなこ）は、重い腰をゆっくりと上げて椅子から立ち上がった。</p>
<p>仕事を始めて三年、地元の中小企業という規模のこの会社は、よく言えばおだやか、悪く言えば退屈な環境だった。</p>
<p>新人も毎年一人か二人、美奈子の下にはまだ一人も後輩はいない。</p>
<p>だから、三年目でも会議の準備や雑用は美奈子に回ってきてしまうのだ。<br />
………</p>
<p>………<br />
「私に関係ない会議の準備なのに……めんどくさあ……」</p>
<p>午後一からの会議のためには、昼休み中に準備をしなければならない――</p>
<p>小さな不満が少しずつ溜まってきているのを美奈子は感じていた。</p>
<p>もうこの会社を辞めてしまうのも、時間の問題かもしれない……一人でため息をつきながら、美奈子は会議室の扉を開いた。</p>
<p>まるで学校の会議室ように、長机が並んでいる無機質な空間だ。</p>
<p>空気がひんやりとしていて、美奈子はここがあまり好きではない。</p>
<p>昼休みには誰もいないから、一人で過ごしたい時には穴場なのだが……用事がある時以外は近寄らない場所だった。</p>
<p>準備した資料を椅子のある場所にバサバサと並べていく。</p>
<p>ペットボトルのお茶も配置したら、会議の準備は完了だ。</p>
<p>せっかくだから少し休憩でもしていこう……とイスに腰かけた、その時だった。</p>
<p>「――あぁっ……」</p>
<p>微かだが、人の声が聞こえたような気がした。</p>
<p>この部屋からではない、少しくぐもった声――</p>
<p>（お化け……とか……？）</p>
<p>普通に話している人間の声とは思えなくて、一瞬そんなことを考えてしまった。</p>
<p>「はっ……ぁ……あ、ぁ……っ」</p>
<p>しかし、シンとした空間にやはり微かに人の声が聞こえてくる。</p>
<p>おそらくお化けではなく、ちゃんとした人間の声だ。</p>
<p>「そこっ……はぁあんっ、あっ、あ……」</p>
<p>耳が慣れてきたのか、その声が段々はっきりと聞こえてくる。</p>
<p>それは、女性の声だった。途切れ途切れの声は吐息交じりで、苦しそうにも聞こえる。</p>
<p>しかし時折聞こえてくる声色は甘く、鳴いているような響きを持っていた。</p>
<p>この会議室は、隣には資料倉庫のような狭いスペースがある。</p>
<p>いくつも本棚が並んでいて、そこにはいつ使うのだろう？</p>
<p>と不思議になってしまうような古い資料が山積みになっているのだ。</p>
<p>もちろん、人はほとんど来ない。</p>
<p>たまに暇な時に美奈子が掃除をするのだが、毎回ほこりが溜まっている場所だった。</p>
<div class="gyoukan">&nbsp;</div>
<p>どうやら資料倉庫につながる扉から、その声は聞こえてくる。</p>
<p>美奈子はドキドキしながら、その扉へと近づいた。</p>
<p>足音を立てないようにそっと近づき、今時珍しい横開きの扉を少しだけ、横に引く。</p>
<p>一センチほどの隙間から中をのぞくと――</p>
<p>美奈子が想像していた通りの光景がそこにはあった。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>本屋のトイレで。</title>
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		<dc:creator><![CDATA[床井]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 16 Dec 2021 15:00:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[マニアック]]></category>
		<category><![CDATA[ちょいＳの男]]></category>
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					<description><![CDATA[山下（やました）まつりは、その日イライラしていた。 卒業のかかった卒論が順調に進まなくて、その上バイトで理不尽に怒鳴られた。 友達はいい就職先が決まって楽しそうなのに、自分は満足のいくような会社の内定もとれていない―― ]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><ruby><rb>山下</rb><rp>（</rp><rt>やました</rt><rp>）</rp></ruby>まつりは、その日イライラしていた。</p>
<p>卒業のかかった卒論が順調に進まなくて、その上バイトで理不尽に怒鳴られた。</p>
<p>友達はいい就職先が決まって楽しそうなのに、自分は満足のいくような会社の内定もとれていない――</p>
<p>そんな、何もかもうまくいかないように感じてしまう現実にイライラして、</p>
<p>特に買いたいものは無いのにも関わらず、なんとなく本屋に足を運んだ。</p>
<p>「いらっしゃいませー」</p>
<p>店員のやる気のなさそうな声が、余計にイラっとしてしまう。</p>
<p>どうにかこのイライラを晴らしたくて、まつりは仕方がなかった。</p>
<p>だから、つい、いつもなら考えもしないようなことをしてしまったのだ。</p>
<p>このあたりでは比較的大きな本屋で、3階建て。</p>
<p>客もまあまあいて、欲しいものがあればここで探せばほとんど見つかるような規模だ。</p>
<p>そんな大きさの本屋では、店員の目に届かないような場所はたくさん存在する。</p>
<p>奥まったコーナーに入ってしまえば、店員の姿はどこにもなかった。</p>
<p>別にほしいものがあったわけではない。</p>
<p>ただ、むしゃくしゃしていたのだ。</p>
<p>まつりは、周りを見渡した。</p>
<p>店員どころか、客の姿もない――</p>
<p>今だ、と手にした文庫本を、肩からかかっていたトートバッグに滑り込ませた。</p>
<p>すとん、とそのカバンの中に、文庫本が消えてしまう。</p>
<p>気が抜けてしまう程にその行為は簡単で、自分が思ったよりも気が晴れることはなかった。</p>
<p>こんな気持ちになるために、犯罪に手を出してしまったのではない――</p>
<p>なんだか急に冷静になって、本を元に戻そうとトートバッグに手を入れる、その時だった。</p>
<p>「おねえさん、万引きですよね」</p>
<p>「えっ！？」</p>
<p>驚いて振り返ると、そこには男が立っていた。</p>
<p>周りには誰もいなかったはずなのに、いつの間に。</p>
<p>にこりとほほ笑む男は、黒い短髪にラフな服装。</p>
<p>どこにでもいそうな雰囲気だが、清潔感があって、クラスにいたらひっそりと人気がありそうな――</p>
<p>まつりより少し年上、20代後半くらいの男性だった。</p>
<p>「見えちゃいました、入れましたよね、今」</p>
<p>「えっ、いや、そんな……」</p>
<p>まさか人に見られていたとは思わず、まつりは慌ててしまう。</p>
<p>その反応がまさに、万引きしましたと言っていることに、気付くことすら出来なかった。</p>
<p>まつりの反応に、男はクスクスと笑った。</p>
<p>「店員さんに謝りましょうね、それとも警察に通報されるのがいいですか？」</p>
<p>「えっ、ちょっと、ちょっと待ってよ……！今、かえそうとしてたところだったし……」</p>
<p>「カバンにいれたらアウトですよね？」</p>
<p>「そ、れは……」</p>
]]></content:encoded>
					
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		<item>
		<title>図書室</title>
		<link>https://zunko.biz/novel/tosyositu/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[床井]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 12 Nov 2021 15:00:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[恋のはじまり]]></category>
		<category><![CDATA[処女喪失]]></category>
		<category><![CDATA[学校の教室で]]></category>
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					<description><![CDATA[チャイムがなって、ホームルームが終わる。 ざわざわとした教室の喧騒のなか、青山るみ子はその日使った教科書やノートをカバンにしまっていた。 部活動や委員会、クラスメイトはそれぞれの活動場所へと向かっていく中、るみ子は一人、]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>チャイムがなって、ホームルームが終わる。</p>
<p>ざわざわとした教室の喧騒のなか、青山るみ子はその日使った教科書やノートをカバンにしまっていた。</p>
<p>部活動や委員会、クラスメイトはそれぞれの活動場所へと向かっていく中、るみ子は一人、そっと図書室へと足を運んだ。</p>
<p>校舎のはずれにある図書室は、もしかして自分しか使っている人間はいないのではと思ってしまう程にいつもがらんとしている。</p>
<p>そんな静かな図書室で、宿題をしたり、なんとなく目に留まった本を手に取ってパラパラとめくりながら静かな放課後を過ごすのが、るみ子は好きだった。</p>
<p>肩につくくらいの髪の毛は黒く、スカートも規則通りしっかりひざ丈にしてある。</p>
<p>クラスメイトは髪の毛を染めていたり、スカートをやたらと短く折っていたりしていたが、るみ子はこの高校に入学してからもうすぐ卒業の今に至るまで、いわゆる優等生として規則を破るようなことはしなかった。</p>
<p>別に優等生を気取っているわけでもなく、ただ単に、そうしたいと思わなかっただけだ。</p>
<p>それでも周りはるみ子のことを真面目ちゃん、とこっそり呼んでいることは知っていた。</p>
<p>周りから見たらつまらない人間なんだろうな、と思う。</p>
<p>それでも別に、気にならなかった。</p>
<p>自分の好きな場所で静かに過ごすことが出来れば、それでいいや、と思える程に、図書室はるみ子の憩いの場所だったのだ。<br />
………</p>
<p>………</p>
<p>「……あれ？」</p>
<p>いつもは閉まっている図書室の扉が、今日は開いている。</p>
<p>もしかすると、前の授業で使われていたのかもしれない。</p>
<p>まだ誰か残っていたら嫌だなあ……そんなことを思いながらも、るみ子はいつも通り、図書室へと足を踏み入れた。</p>
<p>シンと静まり返った図書室は、いつもと変わらない雰囲気でるみ子を迎えてくれる。</p>
<p>小さく開いた窓から風が吹き込み、白いカーテンが揺れていた。</p>
<p>「あ」</p>
<p>静かな図書室の中で、いくつも並んだ机のうちの一つに、先客がいた。</p>
<p>短い黒髪が切りそろえられた、男子生徒の後ろ姿。机に向かって、本を読んでいるようだった。</p>
<p>図書室で人と遭遇することはもちろんあるが、大抵は目当ての本を見つけてとっとと帰っていく。</p>
<p>こうして誰かが机に向かっているのを見るのは、もしかしたら初めてかもしれなかった。</p>
<p>だからと言ってもちろん、話しかけることもせずにるみ子もいつもの机に座った。</p>
<p>今日は宿題をすませてしまったら、すぐに帰ることにする。</p>
<p>シンとした図書室は、二人で過ごしても相変わらずシンとしたままだった。</p>
<div class="gyoukan">&nbsp;</div>
<p>そんなことが、その日からたびたび起こるようになった。少ないと週に１度、多くて週に３度、るみ子が来る前に彼は机に座っていた。</p>
<p>始めは全く知らない生徒だったのに、そうして何度か見かけるようになると、なぜだか親近感がわくようになっていた。</p>
<p>男子生徒の方も同じだったのかもしれない。ある日、彼はるみ子に声をかけてきた。</p>
<p>「３年生？」</p>
<p>「うん、そう」</p>
<p>「俺も。じゃあもうすぐ卒業だね」</p>
<p>「うん」</p>
<p>同級生と言う彼とは、同じクラスになったことが一度もなかった。</p>
<p>彼もるみ子と同じように、地味で目立たなくて、いわゆる「優等生」だった。</p>
<p>それでもにこりとほほ笑む顔はかわいくて、文化系の雰囲気があるが体格も比較的しっかりしている。</p>
<p>打ち解けると最初の印象よりもよくしゃべって、よく笑う人だった。</p>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>幼馴染のはずだったのに…</title>
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		<dc:creator><![CDATA[床井]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 13 Oct 2021 15:00:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[恋のはじまり]]></category>
		<category><![CDATA[クンニされて]]></category>
		<category><![CDATA[幼馴染と]]></category>
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					<description><![CDATA[「また振られたーっ！！！」 うわああ、と声を上げて泣く麻美子（まみこ）の姿を、優馬（ゆうま）は呆れた表情で眺めていた。 ボロボロと零れ落ちる涙が頬を伝い、そのまま首を通って麻美子の着ているスウェットへと吸い込まれていく。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「また振られたーっ！！！」</p>
<p>うわああ、と声を上げて泣く麻美子（まみこ）の姿を、優馬（ゆうま）は呆れた表情で眺めていた。</p>
<p>ボロボロと零れ落ちる涙が頬を伝い、そのまま首を通って麻美子の着ているスウェットへと吸い込まれていく。</p>
<p>茶色のセミロングの髪はまっすぐで、前髪はセンターでわけられている。</p>
<p>はっきりした顔立ちにナチュラルなメイクがほどこされていたが、それも涙でぐちゃぐちゃになっている。</p>
<p>ワンルームのアパートで、絨毯の上で座り込んで泣き続ける姿をベッドの上から眺めているのは、麻美子の幼馴染、中村優馬（なかむらゆうま）だ。</p>
<p>少し長めの髪はワックスで整えてあり、読者モデルとして雑誌にうつっていても全く違和感のないような――そんな男性だった。<br />
………</p>
<p>………</p>
<p>「今回はどんだけ？付き合って半年？」</p>
<p>「うう……四か月だよお……魔の三か月目を超えたと思ったのにい……」</p>
<p>「相変わらず短いな」</p>
<p>優馬のその言葉に、麻美子の瞳から大粒の涙がぼろぼろと溢れ出す。</p>
<p>止まらない涙がどんどん伝い、黒の大き目のスウェットはびちょびちょだった。</p>
<p>「おい、俺のスウェット汚すなよ」</p>
<p>「無理だよお……」</p>
<p>………</p>
<p>………</p>
<p>麻美子と優馬は、隣同士の家に住む幼馴染だ。</p>
<p>同じ幼稚園、小学校、中学と通い、高校で離れたが、結局社会人になった今もまだ仲は続いている。</p>
<p>お互いが実家を出て隣同士ではなくなった今も、麻美子はこうして優馬の部屋を訪れているのだ。</p>
<p>麻美子にとって唯一ともいえる男友達であり、幼いころから自分を知っている安心できる相手だ。</p>
<p>麻美子に恋人がいないときはちょくちょく会い、恋人が出来れば連絡をしなくなる――そして、振られたらこうして優馬に慰めてもらいに来る。<br />
………</p>
<p>………<br />
「辛いよお……なんでいっつもこうなっちゃうんだろう……今回はうまくいくって思ってたのにい……」</p>
<p>失恋は何度経験しても辛くて仕方がない。</p>
<p>今回の恋人は、合コンで出会った年上の男性だった。</p>
<p>面倒見の良い彼のやさしさに甘え、付き合ってから段々わがままになっていった麻美子に愛想をつかした彼が別れを切り出したのだった。</p>
<p>「いっつも私のわがまま聞いてくれたからっ、こんな風になるなんてわかんなかったよお……」</p>
<p>「ちょっとくらいなら可愛くてもお前のわがままって本当にわがままだからな」</p>
<p>「そんなこと言わないでよおお……っ」</p>
<p>優馬は少しも優しくない。</p>
<p>こんな時くらいもっと寄り添ってくれてもいいものなのに、こうして突き放したようなことばかり言う。</p>
<p>それでもいつも彼の元に泣きつくのは、本当は彼が優しいとよく知っているからだ。</p>
<p>「はあ、本当にいつも学習しないよなお前は……ほら、ホットミルク作ってやるから泣きやめって」</p>
<p>「砂糖いれてね……」</p>
<p>「そういうとこだろ」</p>
<p>やれやれ、と口では文句を言いながらも、キッチンに移動した優馬は言われた通りミルクに砂糖を入れてくれる。</p>
<p>レンジで温め、麻美子の好きなお菓子を付けて、それをそっと差し出してくれた。</p>
<p>「ありがとう……」</p>
<p>「ん、それ飲んだらもう泣くなよ、スウェット汚れるし」</p>
<p>「あったかくて美味しい……」</p>
<p>ホットミルクを一口すすると、甘くて身体から力が抜けていく。</p>
<p>じわ、と広がる暖かさに心がほぐれて、痛くて仕方がなかった胸が少しずつ楽になっていくのを感じた。</p>
<p>この失恋が何回目なのか、もう麻美子自身もわからない。</p>
<p>最初は向こうから寄ってきたはずなのに、麻美子が素を出し始めると相手から逃げていってしまうのだ。</p>
]]></content:encoded>
					
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