気付いたころには遅かったんです。
僕は‥‥‥僕はなぜ‥‥‥
男性を愛してしまうのでしょうか。
神様は僕を女性と男性とを間違えたのです。
早く僕の人生を終えて、生まれ変わったら異性を愛せるようになりたい。
なんでもいいから僕のこの気持ちを救ってください。
‥‥‥
‥‥‥
僕の名前は
家庭内が最悪なので僕の性格も曲がってできている。
はい、自覚してる分、悪いですよ、ほんと。
‥‥‥僕は昔からいじめられる体質なんだ。
だからこの日も‥僕は誰にも逆らえなかった。
「おいこら、そこの1年。何やってんだ?」
「‥‥‥はい」
僕は学校の裏庭で勉強をしていた。
そうしたら2年生の先輩が数名やってきた。
「ここは俺らが使う場所なんだよ。くそな1年はさっさとどけろ。」
「ママのところに帰った方が、お前のためでちゅー」
「やべぇ、それ受けるわw」
「ワロタwww」
めんどくさいな‥‥‥。
「今なんか考えたろ」
「何々?」
「答えろよくそが」
あーあ。本当についていない日だ。
明日は試験があるっていうから静かに勉強したくて誰もいないところを探していたのに。
ここはこの人たちのたむろ場所か。
しかたないな‥‥‥。
変に絡まれたらめんどいから、謝って場所を変えよう。
………
………
「はい、すみませんでした。失礼します」
「‥‥‥おい」
バックに荷物を突っ込んで立ち去ろうとした。
だけどとある先輩に腕を思い切りつかまれて、ひっぱられる。
その反動で僕は土埃がひどい庭にたたきつけられた。
痛いなぁ、もう‥‥‥。
「何するんですか?」
「おめーの目が嫌いだ。なんかバカにしてんだろ俺らのこと」
「?いいえ」
僕はとぼけた。
「てめぇ、名前は?」
「‥‥‥浅沼です」
「そうかそうか、浅沼。今すぐお前を退学にしてやるよ」
………
………
僕は正直驚いた。
なんで僕の心の中を読めたんだろうかって。
退学にさせられるのはすごいと思ったけど、それよりもバカにしたことに気づいてた。
WOW.