ようやく6時間目の地学の授業が終わって、今までの退屈な座学に疲弊した体を何とか持ち上げて学校を出た。
午後の眩しい陽光に思わず顔をそむける。
しかし外は何気に肌寒かった。
急いで駐輪場に向かい、自分のを見付けると、ギリギリに接した両隣の誰かの自転車を上手く避けながらやっと取り出して、
それに跨り校門を出た。
家に着いて、私は丁寧に手を洗ってから2階にある自分の部屋に入って鞄を投げ出し、ベッドに身を投げ出した。
「はぁ、、、疲れた、、、」
…明日までに数学と地理の宿題、明後日までに機械実習レポート、1週間後には後期中間テストが始まる。
しかし何もする気が起こらない。
もしそれらの面倒な些事の数々から何の責任も無くすんなりと逃げ出す事が出来たら、どれだけ楽だろうか…
そんな訳のわからぬ空想をして不図、朧気な不安に襲われる。
…本当にそんな世界に行ったら、私は一体どうしたら良いのだろう?
目的も希望も無い世界…でも、そんな世界も、きっと良いのかも。
人間というのは疲れている時程、激しい性欲を感じるらしい。
私は妙にムラムラして来た。
私は処女だけども、ひとりエッチはほぼ毎日のようにしている。
某有名エロサイトを見ながら、布団を被って隠れながらするのだ。
セックスシーンの種類については、それ程の拘りがある訳ではない。
矢張り綺麗な女優が筋骨隆々な男優に激しく責められるのが好きだ。
特に女優の白皙な首筋や大きな美乳、濡れてグロテスクな無修正の女性器を、男優の敏捷な舌で舐められたりゴツゴツした手で愛撫される…
そしてそれに反応して漏れる甘美な喘ぎ声を聴きながらするのが、私の官能を最も刺激する。
男優でなく女優に注目するのは何だか変だと思う人がいるかもしれないけれど、私には寧ろ女優の感じている姿を見ている方がより現実味を帯びて来るから、
最早男優のペニスの大きさとかよりも、女優のスタイルや演技力の方が大事なのだ。