バスの中なのに

………

………
「これ気持ちいいの？」

もう一人の男性はあたしの耳元で囁（ささや）くかのように問いてくる。

縦に首を振ったあたしはもう後戻りはできないと察したのだった。

舌の真ん中で胸の尖端をプレスのように押し付けて、胸全体を口に含めば、じゅるっと吸い込まれた。

それが気持ちよくってもじもじと動いてしまった。

囁いている男性の手は、いつの間にかあたしの口を開放している。

空いていた手でパンツ越しにクリトリスを触れてきたのだ。

指と指の間に挟まれると全身に電気が走った。
………

………
「りょ、両方‥は‥‥」

「これか？」

ペロッと耳を舐められながら小刻みにクリトリスと膣内を攻められると、この上ない快楽に犯されてイってしまった。

「あれー？イっちゃった？」

「まだまだこれからだよ？」

「も‥‥‥だめ‥‥」

「はい、もう一回」

止まった指を再度小刻みに動かせば、あたしはまた押し寄せる快楽を受け止めようとした。

だけどまったくもって効果はなく、むしろ興奮を誘っていると思われているみたい。

どんどん男性二人の行動はエスカレートしていった。

おもむろにジーパンを脱ぎ去っては、パンツまでおろして立派にギンギンとなっているおちんちんをあたしに向けた。

欲情を抑えきれないあたしはすぐさまパクっと咥（くわ）える。

じゅるじゅると唾液を含ませながら咥えていれば、もう一人の男性があたしのパンツをずらして指を入れてきた。

「んんむぅっ、んーっ」

「あー‥‥‥気持ちいいなー、もっと激しくしゃぶれよ」

じゅるると吸い付きながら上下にしこれば、頭を撫でられた。

「お、いいっ。いい、吸い付き良いね」

「こっちにも反応しろよ」

指をぐちゃぐちゃと刺激されてかき回されると、あたしはまたあの快楽の波が押し寄せてくることに気が付いた。

でも悟られたらイカせてくれないと思いあたしは堪（た）える。

しかし徐々にスピードは速くなっている。