「あー試験とか無理。勉強マジだるい」
ユウヤは面倒くさそうに椅子を2つ並べるとその上にどすんと腰を下ろした。
お互いに授業の無い空き時間、だれも居ない空き教室でのんびり過ごすのが最近の私達の日課。
「まぁ、ダルいけどさー…でもあの先生厳しいからせめて範囲だけでもおさえとこうよ」
試験期間もすぐ間近、周囲からは “カレカノ揃って落第候補” だとか “彼氏と一緒なら留年しても楽しいかもね” なんてからかわれる今日このごろ。
確かに私は頭悪いし一応範囲読み返すくらいはしなきゃ…
と教科書を出した瞬間、スカートの中にユウヤの手が入り込んできた。
「ちょっ…やめてよこんな所で…」
「誰か来るかもって?」
「そうだよぉ」
「そのスリルが興奮するんじゃん?」
ユウヤは悪びれることなくヘラヘラ笑って私の足を強引に開かせた。
近づいてくる彼の顔、言い返そうと開いた唇にユウヤの舌がヌルリと入り込んできた。
ムードも何もない勢いだけのキスに思わずたじろぐ。
「んん…ふぁ、や…ダメ、だってば…」
下着の上から敏感な部分を揉み込まれ一瞬にして体が熱を帯びる。
付き合ってもう三年、私の感じるポイントをよく知った指がクニクニ動くと思わず甘い声が漏れた。
片手はニットの裾から入り込みいつのまにかブラをずらして生肌を撫でている。
少し冷たい指先がその先端に触れた時にはもう硬くしこっていた。