「佐藤君が先生の裸を見た事とフェラをされた事を内緒にする事」
佐藤は頷いた。
夏希は腰を上げてドアまで行くと、内鍵を閉めた。
そして部屋の電気を消すと、佐藤を立ち上がらせ、スボンを脱がした。
パンツの上から指先で擦るように優しく愛撫した。
そしてパンツも脱がしてやると、立派にそりを打った逸物を握って、健人にしてあげたように先端から根本まで時折速さに変化をつけながら動かして佐藤の顔を見た。
佐藤は目を瞑って口を半開きにし、溜息のような声で喘いでいた。
夏希は口に含ませて舌を色々に動かして愛撫した。
佐藤の逸物は臭かった。
が、上目使いに顔を歪ませ可愛げな声をしているのが何とも嬉しかったので、嫌な顔一つせず愛撫した。
「あ、イク!」夏希の口の中で佐藤の逸物は激しく波打つと、腹の底に溜まっていたマグマをまるでそれで全てを焼き尽くすかのように勢いよく発射された。
二人はキスをして服を着替えると、電気を付けて、佐藤は半ば逃げるようにしてプリントを握り締めながら帰った。
夏希は少し後悔した。
フェラだけじゃなくて最後まですれば良かったと思った。
夏希の下半身は濡れていた。
仕事を終えて学校前のバスに乗り駅前に着くと、近くのイオンで買物をして、それから家に帰った。
家の中には誰もいない。
暗闇に包まれて静かだった。
窓外には月夜の青白い明かりが辺りの町全体を神秘的な雰囲気にしていた。
それはまるであの日の次の日の夕方に見た健人の顔のように冷たく冴えていた。
- FIN -