ひっ…ひっ…としゃくりあげながら必死に胸を上下させて新鮮な空気を取り込む。
しばらくぶりに呼吸しているかのような感覚にさえ陥った。
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(終わった…やっと終わった)
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安堵感に全身から力が抜ける。
全身に滴るほど汗をかき、ぐったりしたまま動けずにいる彼女の足の間から絶望的な言葉が聞こえた。
「そろそろ器具を変えましょうか。サイズアップしましょう」
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(…え?)
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まだ終わりではない。
ましてや被験者を気遣っての休憩でもない。
更なる激しい快感地獄の始まりでしかなかった
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「うそ…!うそ!いや!待ってもう無理なのお願い待っていやぁああああ!!」
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どこにそんな体力が残っていたのか耳をつんざくような悲鳴が部屋に響く。
髪を振り乱し力の限り拒絶を主張する。
いや、いやだ、もういや…
「大丈夫ですよ、落ち着いて」
そんな彼女をなだめるようにカーテンの向こうから優しい声がした。
大丈夫、というその言葉に自分の願いが聞き入れられたのかと彼女は暴れるのをやめて一息ついた。
(大丈夫?もう大丈夫…?)
「大丈夫ですよーもう少しですからねー」
言うやいなや未だ口をあけパクパク蠢いている割れ目に、先程より太い器具がヌプリと押し入れられる。
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「ひぃぃいいい!うそつきっうそつきぃぃいい」
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大丈夫、という言葉になんの意味もなかった。
ただ安全のために彼女を落ち着かせるためだけに使われたその言葉にミサキはいらぬ期待をして裏切られ、再び快楽の地獄へと突き落とされる。
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「あぁぁああ!だいじょうぶって…だいじょうぶって言ったのにぃぃぃ」
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抵抗むなしくミサキの体は太く長いペニスの形をした、無機質に振動する器具を抵抗なく奥まで受け入れた。
今まで経験したことのない質量のモノを無理やり打ち込まれているというのに、めいっぱい広げられた膣口からはおびただしい量の愛液が溢れ出て、抜き差しする度にバイブの稼働音をものともしない下品な水音を響かせる。
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「やあぁっ!やだぁっ!やめて!やめて!ふあぁぁぁっ!」
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拒絶の言葉を叫ぶも理性はあっという間に快感に飲み込まれていく。
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「はぁああん!」
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サイズだけでも凄いのに振動まであるなんて…
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「んあぁっ!っあ!ふあぁああっ!」
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苦しいほどのもがくような快感にあえぐミサキをさらに追い込むように、バイブは先程のような単純な抜き差しではなく子宮口とGスポットを巧みに攻め始める。