「可愛い」とか「もっと声聞かせて」とか言われ、何故か恥ずかしさで泣きそうになった。
ヨウイチさんの手が服の中でブラのホックを外す。
ビクッと体が震えた私に
「大丈夫、緊張しないで」
とヨウイチさんは優しく笑う。
改めて『私、ヨウイチさんとＨするんだ』と実感し、期待と緊張に胸を高鳴らせながら頷いた。
徐々に服は脱がされ、露わになった乳房にヨウイチさんの大きな手が被さる。
「あ、は、恥ずかしい…」
「以外と大きいね、それに綺麗」
恥ずかしさに耐え切れず顔を隠してしまったが、ヨウイチさんは顔にかぶせた手の甲にチュ、と音をたててキスをした。
「かわいいよ」
人に胸を触られる、初めての感覚に、無意識にモジモジ腰が動いてしまう。
裸になってしまった上半身に満遍なく触れる程よい体温の優しい手、そして胸の先に触れる舌…
「ああっ…あ、ん…」
硬くなりツンと尖った先端を舌で転がされ、左右の乳首を優しく摘んでは舐め、舐めてはこね回され、限界まで勃起してしまっていた。
「んん、ん…あっ…あぁ…」
自分でもこんなに乳首が敏感だったのかを知る。
敏感な部分を指先で摘んでコリコリ転がされ、触れるか触れないかというギリギリの所でくすぐる。
爪の先でそっとかいたり、軽く引っ張ったり…
「あぁぁぁっ、んふぅんっ」
吸われながら舐められると恥ずかしい声を上げながら無意識に両の太ももをモジモジと擦り合わせてしまう。
ショーツの中が既にじっとりと湿っているのが自分でもわかっていた。
「んあっ…ああああ！！」
強く吸われた乳首を噛まれ、痛いはずなのにジンと熱を持ったソコは驚くほどの快感をもたらした。
「あっあっ…んん」
器用な舌先が先端を
ヨウイチさんは一度体を起こし、荒い呼吸に喘ぐ私の髪を撫でて
「いいね？」
と聞いた。ぼんやりした頭の私はされるがままスカートを脱がされた。
今更ながら恥ずかしくなり手でショーツを隠そうとしたがヨウイチさんの手で退けられてしまった。
足を広げられ湿ったクロッチに指が触れる。
「凄いね、ビショビショ」
「や、言わないで…あああぁっ！」
私の体の、一番敏感な箇所をヨウイチさんの指先がサワっとかすった。
布越しとは言え強烈な刺激に全身がビクビク跳ねる。
「まだ触ってもないのに下着の上からでも分かるくらいココ、硬くなってるよ」
そう言いながら下着越しに指先でそっと撫でられる。
上半身の性感帯を刺激され続け普段の自分からは想像もつかないほど敏感になった体にその快感は鮮烈過ぎた。
「濡れて透けてて凄くいやらしい」
下着を穿いてるという安心感が一瞬で消え去った。
私は今 “今とてつもなく恥ずかしい状態になってる” のだという羞恥心につい隠そうと足を閉じる。
「このままじゃ下着汚れるね、脱ごうか」
濡れたショーツはするりと取り払われてしまった。
私が一糸纏わぬ姿になったあとで、ヨウイチさんも服を脱ぎだした。
初めて間近で見る、家族以外の異性の体に目を離せないでいた。
グレーのボクサーパンツが脱がされた時、言いようのない驚きで顔が強張る。（いつも固まったような顔ではあるけれど）
どうしよう、入るのかな…無理かも…？
だけど、初めてはヨウイチさんが良い。
この気持ちに偽りはないし、ヨウイチさんは優しい人だから、きっと優しくしてくれる、という信頼もあった。
