「ひぃっ…だめ、いや…いやいやいや…」
体が小刻みに震えだす。
親指でクリトリスを押し転がしながらGスポットを激しく突かれ、もう限界だった。
「いいよ、イっても」
ふいに聞こえた言葉に思わず顔を上げるとそこにはきちんとスーツを着た若い男。
目鼻立ちの整ったなかなかイケメンはサディスティックな笑みを口元に浮かべる。
この人が痴漢?この女に不自由しなさそうな男が?
浮かんだ疑問は再び激しさを増した容赦ない責めにかき消された。
気が緩み油断していた一瞬のすきを突いたその刺激は頭が真っ白になるほど鮮烈だった。
「んんんっ!!っうあ、あ…」
ビクビクっと数回、全身を大きく震わせてあっけなくイかされてしまう。
下着はビチョビチョ、足にもおびただしい量の愛液が伝い、周囲には場に不似合いな淫猥な匂いが立ち込めていた。
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翌朝、私は再び満員電車に押し込まれて会社へ向かっていた。
昨日と同じ時間の同じ車両、同じような場所に立っていた。
昨日の異常な出来事を思い出し胸を高鳴らせて…
- FIN -