イケメン医者に一目惚れして…♡

福山は髪をさっと掻き上げると私の上に覆いかぶさる。

そしてそのまま唇を重ねてきた。

「んん…」

恋人とじゃなくてもキスできるんだ、と少し驚きながらも真希は唇を薄く開けて舌を誘い込む。

柔らかな唇同士が啄（ついば）むようにチュ、チュと絡み合ったかと思うとヌルリと舌が入り込んできた。

歯や舌を器用になぞり口内を犯してくる。

「あぁ…はぁ、あん…」

腰が浮き思わず太ももをすり合わせてしまう。

福山の手が服の上から胸に触れてきた。

熱く大きな手が胸の形をなぞるように優しく触れる。

「あ、やぁ…ん」

ふにふに、と優しく揉まれて思わず鼻にかかった声が漏れる。

服越しに胸の柔らかさを確かめるように撫でられるじれったい刺激。

時折指先が先端の敏感な部分を掠（かす）っていく。

下着をつけているというのに甘い痺（しび）れが走った。

「腰が動いてますよ」

「や、だって…触るから…」

「おや、触ってはいけませんでしたか？」

「そんなこと…」

意地悪な笑顔につい目をそらして下を向いてしまった。

「もっと、さ…触ってほしい…かも…」

そう言うと今度は自ら唇を重ねに行く。

ちゅ、と唇に振れ、角度を変えて何度も押し付ける。

恐る恐る舌を出すと福山は優しくそれを迎え入れた。

にゅる、にゅる、と唾液をまとった熱い舌同士がいやらしく絡み合う。

キスしてるだけなのにそれだけで息が上がっちゃう。

そっと唇を離すと福山は彼女の首筋や耳、鎖骨に優しく唇を落としていく。

うっとりと身を預けていると服の中にスルリと手が入り込んだ。

下着が服ごとたくしあげられ、あらわになった胸にもちゅっと優しいキス。

「っあ…」

既に固くなりかけていた先端の突起に指が触れた。

「もう固くなってますね」

「は…恥ずかしい」

優しく摘まれてコリコリと転がされると体が小さくピクピク跳ねる。

「はぁあ…あぁ…」

完全に勃起した乳首をくりくりとしつこくこねられる。

小さな突起から全身にぞくぞくっと伝う快感に背中が震えた。

「っひゃあ！」

ふいにカリカリッと爪先でそこを引っかかれ高い嬌声（きょうせい）が漏れた。

「すごい声」

クス、と笑いながらも福山は指を止めること無くそこを刺激し続ける。

「っあ、っあぁ…それ、声出ちゃうっ」

「敏感だね」

じわ、と濡れ始めているのが自分でもわかった。

胸を触られただけでこんなに感じるなんて…

それを見越してか福山の手は下半身へと滑り落ちるように流れていく。

「あぁ、あんっ…やぁ…」

薄い下着は既にしっとりと湿り気を帯びていた。

「もう濡れてる」

にやっと意地悪くそう笑われて恥ずかしさに顔をそらした。