ラストスパートと言わんばかりにピストンが激しくなり、目の前が白く染まる。
パンッと激しい音を立ててペニスがマリコを下から突き上げ、その瞬間、マリコは歓喜の声を上げながら絶頂した。
「っ、あ、あーーーっ!!!」
身体が反り返り、弓なりになってぶるぶると震える。
膣肉が精液を搾り取ろうときゅっきゅっとうねり、ペニスの形がより一層はっきりと伝わってくる。
胸をそらせ、見せびらかすようにして開かれた胸元を松村の指が摘まみ上げ、こりこりと刺激する。
「イッ、イッてる、いってるうっ!」
びくんっびくんっと身体を何度も痙攣させて、マリコは絶頂の悦びに恍惚とした。
松村のペニスも、激しく搾り上げられて、根本まで包み込まれたままぶるぶると震える。
さらに何度か腰を揺らし、ぎりぎりのところまで突き挿して、マリコの深い場所で精を
「はっ、は、あ……っ」
絶頂し、脱力したマリコの上半身がくてりと松村の上に倒れてくる。
松村は、マリコの身体を抱きしめた。
下半身が繋がったまま、二人は狭い車内で息を整える。
汗のにおいと性の匂いで、車内はむんとしていた。
「マリコさん、好きです……」
マリコの身体を強く抱きしめて、松村が耳元でささやいてくる。
背筋が甘く震えた。
先日まで異性として意識していなかった後輩に抱きしめられて、マリコはふふ、と笑った。
「これから朝、迎えに来てくれる?」
あの電車には乗らない、と暗に告げているマリコの言葉に、松村は飛び起きる。
一緒にマリコの体勢も変わる形になった。
「もちろんです!」
喜んで笑う松村に、マリコは不覚にもキュンとしてしまう。
さらにぎゅう、と抱きしめられて、マリコも松村の背中に手をまわした。
体勢が変わったことで、クリトリスが擦れてじんわりとした甘い快感が再び生まれだす。
中に入ったままだった松村のペニスも、硬度を取り戻し始めていた。
再び車が揺れ始めるのに、時間はかからなかった。