マニアック

秘密の部屋で、秘密の情事。

「清美さん、これして」

清美はアイマスクを渡された。

彼女は素直にそれをつけた。

すると、いきなりバスタオルを剥ぎ取られ、ベッドに押し倒された。

清美は彼の体重と温かい皮膚と荒々しい息遣いを感じた。

不図、彼の体重が消えた。

太腿の辺りに、タケルの勃起したペニスが当たっている。

いよいよ始まるんだ!

「うん…綺麗だ…美しいよ…清美さん」

彼の手が、清美の膨らんだ乳房の表皮を軽く擦ってから、ギュッと力を入れてマッサージする様に揉んだ。

処女ではないが、胸から受けた感覚は全く新しく感ぜられた。

きっとそれは、目隠しと不貞の背徳感のせいだろう。

左の乳房の乳首が、彼の唇で挟まれ、濡れた舌で刺激される。

ん、うんぅ…。

「とても柔らかいね、清美さんのおっぱい。清美さん、オナニーはいつもどうやってやるの?」

「どうやってって、その…」

「玩具は使う?」

清美は首を振った。

すると、何か振動する音が聞こえた。

その音は、間もなく彼女の乳首に当てられた。

「ああんぅ、んっ…」

初めてのこの快感に、清美はその場で疼いた。

「気持ち良い?」

清美は頷いた。

すると、電マの振動が止められ、清美の乳首から離れた。

「ちゃんと返事をしないと、してあげないよ」

「は、はい…」

「よろしい」

再び振動が乳首に触れた。

「ほら、気持ち良いんだったらもっと声を出して」

「はい、あっああんっん…」

暫く電マの刺激で、彼女の官能は全く支配されてしまった。

紫がかる不思議な快楽に、彼女は悶絶している。

「清美さん、両手をバンザイして」

「はい」

清美は従順に両手をバンザイした。

すると、両手首をくっつけられて、手錠をされた。

その手錠は、ベッドの縁に取り付けられた低い柵と繋がっていて、清美は自由に身動きが出来なくなってしまった。

「キャンっ」

彼の指が、彼女の無防備な脇の下をそっと触れて、下から上へ這い上がった。

「こんな事で声出しちゃうの、とても可愛いよ」

そんな甘い言葉が、甘く魅力的な声になって彼女の耳元を掠った。

「じゃあ、ここに当てちゃおうか」

再び電マの振動音が聞こえて、それが脇に当てられた。

清美はこんな快感を、一度も味わった事が無かった。

そもそも脇の下をいじめられたことが無かった。

彼女は手首を拘束されたまま、激しくその快楽に悶絶した。

このまま当てられ続けたら、もしかすると脇の下でイカされるのではないか。

不意に清美の秘密の果肉に、タケルの指の腹が触れた。

彼女はビクンっと背を反らし、腰を突き上げた。

もう清美の体は、彼の指が触れるだけでひどく感じてしまう程敏感になっていた。

彼女は暗い視界の中で、彼の意地悪な微笑が見えた。

彼の指は、清美の勃起したクリトリスを軽く引掻き、濡れた割れ目に指の腹をゆっくりと這わせた。

「んんっ、あぁん」

清美が感じて思わず口を開けると、そこに彼の口が覆われて、舌を入れ込まれた。

舌を入れられて、それにも清美は不思議な程感じた。

彼はその様子を見て、とても満足そうだった。

視界を奪われ、両手を縛られ、彼女は改めてタケルに支配されている事をはっきりと感じ、また、その事に何とも言い知れない興奮を覚えた。

「もうこんなに濡れちゃってるんだね、今も気持ち良い?」

「は、い、んんっ」

「きちんと返事しなさい」

「はいっ、は、はい」

タケルは彼女の乳房とおへそに軽く口づけをして、横腹を軽く擦ってから、彼は自分のペニスにコンドームを装着し、その先端を彼女の膣口に押し当てた。

「もう挿れるよ、清美さん」

「はい」

タケルのペニスは、ゆっくりと清美の腹に吸い込まれた。

大きな、勃起したペニスは、彼女の秘密の果肉を押し広げて、とうとう奥にある種の無い空洞の入口まで到達した。

清美は彼のペニスを、しっかりと感じた。

彼のペニスは子宮から遠ざかって、そして勢いよく突き上げると、そのままのリズムでピストンされた。

彼女の腰は浮き上がり、乳房が激しく揺らされている。

彼女の喘ぎ声が部屋の中で響いている。

彼の腰が彼女の腰を突き上げる度に、彼女は妖艶な快感に溺れ暴れた。

「あぁ、、やばい、あぁ、もう、イクっ!」

彼が最後の突き上げをして、ペニスは彼女の子宮の入口で大きく波打つ様に痙攣していた。

その彼のペニスの振動と合わせて、彼女の腰も脈を打つ。

二人の体は、一刹那に虚脱して、二人の魂が、完全に一つになった。

二人は全く同じ幸福感に包まれて、暫くはそのままであった。

………

………

………

「今日はまだ初めてだから、手加減したけど、次はもっとハードなのをするからね」

「はい」

「んふ、もういいよ、終わったんだから」

「う、うん」

「次はいつ会える?」

「明日、暇だよ」

「そうか、じゃあこのまま泊まっていく?」

清美は微笑み、頷いた。

- FIN -

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