(なんで?どうして?ここでおわりなの?もう少しだったのに…)
「真理、おいで」
動揺を隠せない真理の手を引き立たせると智樹は彼女を連れてそっとその場を離れた。
向かった先は、館内一階の廊下の突き当たりにある人気のないトイレ。
そそくさと奥の個室に滑り込むと智樹は手早くズボンと下着を思い切り下ろした。
パンパンに張り詰めていたそれは勢い良く飛び出してまっすぐ上を向いている。
それを見るだけで移動で落ち着きかけていた興奮に再び火がつけられた。
「凄い…もうこんなに…」
うっとりした表情で玉のような先走りに濡れるペニスを愛おしげに撫でる。
これが今から私に突き立てられると思うと子宮がキュンとうずく。
思わずごくりと生唾を飲んだ。
「真理…良い?」
「うん…きて…」
洋式便器に手をついて真理は自らスカートをめくる。
白く丸いお尻、その奥に赤く充血し愛液にまみれてペニスを待ち望む秘部が蛍光灯の下に晒された。
智樹はもうほんの少しの余裕もないとばかりにそこへ自らを押し当てると腰をぐっと押し出した。
慣らすまでもなく十分すぎるほど濡れていたそこは彼をすんなり根本まで受け入れる。
「ひあぁっ!・・・あぅぅんっ・・・」
入り口から奥へ、締め付ける膣壁を押し広げながら潜っていくペニスの圧倒的な質量と感触に真理はたまらず声を漏らす。
「やぁっ!駄目!気持ちいい…っ!」
狭い個室の中はすぐに二人の汗と愛液の蒸れた匂いが充満し、その濃い匂いがさらに二人を駆り立てる。
「っあぁん!っく、ぅぅ…っ…」
動きにくい、誰が来るかわらない状況、スタッフに知られたらきっと怒られちゃう…そんな現実さえ二人を興奮へ追いやった。
智樹のピストンは徐々に激しさを増し真理の体重を支える便器がきしみ始める。
「すごいぃぃ…智樹の、奥まで来てるぅ…」
「何が、どこの奥まで来てるって?」
ペチン、とお尻を優しく叩きながら智樹は意地悪を言う。
時々智樹はこうやって普段ならとても口にできないような恥ずかしいセリフを言わせるんだ。
優しい顔して結構意地悪だけど、実はこういうのも嫌いじゃない。
「お、おち…おちんちん…がっ!」
「おちんちんが?」
ただ復唱されてるだけなのにわざわざ繰り返されると自分がなんて恥ずかしい言葉を口にしているのか自覚させられる。