恋のはじまり

大人の夏休み

「あん……そこ、ばっかりぃ……」

「ん……ちょっと感動してる。この部屋で戯れていた時はぺったんこだったのになぁ……こんなにエロく成長しちゃって」

 ぺろ、と。

 乳首を舐められた瞬間。びくんっと身体がしなる。

「あんっ……」

「はは、反応もかーわいい……優しくしてやろうな」

 ――ぺろっれろれろれろ……ぢゅっちゅっちゅっ! 

「あぁん! それっ! いい……」

 ちゅぱちゅぱと音を立てて吸い付いた後、舌先でほじるようにレロレロとくすぐられるとそれだけで腰が砕けてしまう。

 対面していた姿勢から、理人君は私をゆっくりと押し倒し、えっちな水音をさらに強くした。

 ――ぢゅっぢゅっ! ちゅぽっ! ちゅっちゅ……かりっ!

「ひぅ! やぁんっ! 噛むの、じんじんする……あぁっ」

 たっぷりの唾液で濡れた肉厚の舌が、まるでアイスを食べるかのようにとろんとろんと乳首を転がしては、きつくぢゅううっと吸い上げる。

甘やかすような快楽の後に打ちつけられる刺激は私をじりじりと炙るように、正確に追い詰めていく。

 ――はむっ! あむあむ、かりっ!

「ひ、あぁあんっ!」

 唇で嵌れ、たまに当てられる歯がぴりりとした刺激を落とし、更に甘噛みされてしまうと、はしたない声を抑えることができない。

「ほんっと可愛いな……ずっとこうしていたくなるよ」

 ちゅっちゅっと啄むようなキスは羞恥心より愛を掻き立てる。

 もちょもっと深いキスをねだるとゆっくりと舌が伸ばされた。

私は迷わず口内へ誘い、しがみつくように絡めとる。

「ふ、ちゅ……んむ、ちゅっちゅ」

 指でこりこりと乳首をいじられながら欲望むき出しのキス。

 水音が私の脳内に響き、理性なんてとっくに熱で溶かされてしまった。

 大好きな理人君にもっともっと触られたくて、気持ちよくなりたくて

――なるほど、理人君の言う通り、私はえっちな子になっちゃったみたい。

 

「ここも……いいんだよな?」

 そろりと手を伸ばされた先にあるのは、最後のとりでとなったショーツ。

散々エッチにたわむれあったのに、確認してくる律儀さがこそばゆい。

「うん……ここも、いっぱい気持ちよくして……?」

 腰を浮かして脱ぐのを手伝う。

エッチな液をたっぷりと含んだショーツを理人君は

「重っ」

と茶化すように笑った。

「……! 恥ずかしいよ……!」

 汚した下着を凝視されるのは全裸を見られる以上の羞恥心があって思わず顔を背けてしまう。

ごめんごめんと笑いながら理人君も服を脱いだ。

「ほんっと、エロくて、かわいくてたまんねーわ」

 一糸纏わぬ私の足をぐいっと広げれば、当然蜜を溢れさせて秘部があって

……膝裏を掴んだまま、顔を寄せられる。

「あ……畳、汚しちゃう……」

 体制を変えたことで、とろりと溢れた愛液を、理人君は下でキャッチした。

「ん、大丈夫。全部舐めとるから」

「や……! あぁあんっ!」

 シャワーまだ浴びてないと抗議するより早くペロンっと這わされた舌。

「あぁん! んぅ、んっんっ! そこぉ、あぁ、やぁんっ! 変になるぅっ!」

 ――ちゅうー……ちゅっちゅっちゅぷっ! ちゅぷちゅぷっ! にゅぽんにゅぽっにゅぽっ!

 こりゅこりゅと捕らえられたクリトリスは肉厚の、唾液たっぷりの舌で飴玉を転がすようににゅるにゅるレロレロと甘やかされる。

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