恋のはじまり

大人の夏休み

 浅いとこでくの字に曲げて、天井を目指すようにぐぐっと押し上げられる。

なんとも言えない快楽は、まるで内側からクリトリスをいじめるみたいにじんじん広がって……。

 ゆっくり、上り詰めるように快楽に誘われるみたいで全身がゾクゾクと痺れた。

「あぁっ……このままじゃ、またイっちゃう……」

 挿入した手の親指で優しくぷにぷにとクリトリスを撫でられるとばもう堪らない。

 ――すりすり……こりゅっ! くりゅくりゅ……

(あぁ、イク……!)

 秒針のように迫る絶頂を目前に理人君は再び手を抜いた。

 

「なんでぇ……?」

 もどかしくて、思わず涙が溢れる。

「ごめん……いっぱい解さないと入らないっつーか……あんまりイき癖ついちゃうと後が大変だと思うから」

 困ったように笑う理人君が私の手を自身のそれに誘う。文字通り剛直と化したそれは……

「う、うそ……!」

 疑うほどに太く逞しく、ひたすらに雄々しい。

「お、おおきい、ね……」

「引いた?」

「ううん! 驚いただけ! それに……わ、私に興奮してくれたんだなって……嬉しくなっちゃう、かな」

 すりすりと撫でてあげると、びくんっと脈打つ。まるで別の生き物みたいで面白い。

「よかった……未華子が怖がらなくて」

「怖がったらどうするつもりだったの?」

「その時はもちろん挿れない。こうやって……」
………

………
 理人君は私の足を大きく開かせ、秘部にピッタリと自身を這わす。そして

 ――ぐちゅんっ! にゅん、にゅるるっ!

「はぁんっ! あっあっ! やぁん、なにこれぇっ」

 蜜口から愛液を掬い取ったペニスが私のクリトリスを鬼頭で突く。

互いに火照る敏感な部位が生々しい擦れ合い、ひたすら湧き上がる快楽と淫美な水音に悲鳴を上げた。

 理人君は私の体を反転させ、お尻を突き上げる姿勢にさせられた。

ピッタリ足を閉じると、まるで挿入するかのようにペニスがゆっくりと足の間に入る。

「あぁ……これ、えっちだよ……」

 太くて大きいペニスは蜜口もクリトリスも容赦なく擦り、ごちゅごちゅと攻めてくる。

擬似セックスに似た腰の動きは、「本当に挿入されたらどうなっちゃうんだろうと」妄想が膨らむ。

「はぁー……未華子のクリ、コリコリで気持ちいなー……素股でもすげぇいい……」

 ぱちゅぱちゅと水音が速くなる。

何度も嬲られているのにイかせて貰えないクリトリスは硬いペニスのストロークに歓迎してすっかり懐いているみたいだ。

 膣内からは「イかせてっ、お願いっ!」とねだるようにこぷこぷと愛液が溢れ、ひくひくと中が収縮する。

蜜口にペニスが擦られるたびに、Gスポットは切なく疼いた。

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