「前のバイブが動かん。くそ、多機能を求める余り電力が足りなくなったのかもしれん。充電式ではなく、コンセント式にすべきだったな」
博士の呟く声を聞き、私は残念なようなホッとしたような複雑な心境になったが、依然として後ろやクリを弄り回されてひっきりなしにイかされている状況は変わらない。
荒い息を吐きながら、ここで試用は中断ですよね、という思いで博士を見つめた。
「安心してくれ。マシーンの不具合には開発者が責任を持つ」
博士は私が装着しているマシーンに手を伸ばし、ちょうど前方のバイブがある位置をプッシュした。
カチッという音がして、前方のバイブが取り外される。
「ほう。思っていた以上にぐちょぐちょだな」
「やっ!?」
バイブが外れたことで、ぐずぐずに濡れた私の秘処は博士に丸見えだった。
慌てて身を捩ったが、拘束されていては全く意味をなさない。
「マシーンは改良しておく。だから今回はこれで我慢してくれ」
「――あゔッ」
私の喉から、裏返った声が迸った。
無数のフラッシュを焚いたみたいに、一瞬目の前が真っ白になる。
閉じていた入口は一気に抉じ開けられ、甘くぬかるむ秘孔はみちみちに埋め尽くされていた。
「あ……あ……」
「ふむ。完璧なアヘ顔だな。実に可愛い」
私の身体はだらんと弛緩しきり、手枷と足枷、そして腰を抱く博士の腕が支えてくれなければ、まともに立っていられない状態だった。
博士を咥え込んだ秘処がビグッビグッと激しく収縮し、絶頂の激しさを物語る。
「君のココはきついな。できるだけ長く挿入していてやりたいのだが……」
博士の熱が最奥を小突く度、じゅわじゅわと快楽が染み渡る。
絶頂しながらも、さらに深度の深い快楽が刻み込まれていくようだった。
「は、博士に……、お、犯されて、る……ぅ」
博士は抽挿も始めていないのに、私は肛孔を犯され、花芽を舐められながら、博士の肉茎を締めつけてまた絶頂した。
両孔を貫かれて、もうぎゅうぎゅうになのに、マシーンは容赦なく私の肛孔を穿つ。
蜜孔を犯されたことで押し出された花芽はより敏感になっているのに、やはりマシーンは苛烈に責め立ててくる。
「ひぅ、ア、ぁぁ、イってるの、ずっと、ずっとイって……っ!ゔぁ、や、イくイくイくぅ……ッ」
ぷつん、と理性の切れる音が頭の片隅で響いた。
もうどうなってもいい、めちゃくちゃにされたい、もっと気持ちよくなりたい。
破滅的ではしたない衝動で頭がいっぱいになる。
「博士……はやく動かして……。ズンズンッて突いてぇ」
「……ッ」
博士は目元を赤らめて、形の良い眉をきゅっと顰めた。
欲情の滲む眼差しで私を見つめて、乱暴に唇を塞ぐ。
「んむ!んっ……ンン」
突然のキスに意識を奪われた刹那、抉りこむように博士が腰を突き入れた。
その勢いと快楽に、私は唇を奪われたままくぐもった嬌声をあげる。
「んぅ!ふ、ぅぅ……っ!ン、くぅッ」
「はぁ、気持ちいい……君の、なか」
博士はとろりと瞳を溶かして、至近距離から絶頂しっぱなしの私を見つめた。
じゅぽじゅぽと両孔を抽挿されるのが気持ちよすぎて、私は淫蕩でだらしない笑みを博士に向ける。
「はぅ、あ、んぁぁ……ふとひい……っ」
薄壁を隔てて、前後をごりゅごりゅと犯されながら、私の秘孔は博士に甘えてきゅんきゅんとときめいた。
もしかして私って博士のこと好きなのかな?なんて、あり得ない考えまで頭をもたげる。
「やぁ、またイく、イっちゃうからっ!博士、ね、中に……っ」
後ろばっかり、ずるい。
本能的にそう思ってしまった私は、もうどうしても我慢できなかった。
博士に犯されて、博士でいっぱいになっているこの蜜孔を、奥まで征服して欲しい。
本物の博士の熱を、子宮に注ぎ込んで欲しい。
「博士でいっぱいに、なりたい……っ!ダメ、ですか?」
「……!そんなことを言われて、断れる男なんていませんよ」
「ひぐっ!?」
博士は苦笑交じりにそう言うと、私に思い切り腰を押し付けた。
子宮口に熱い肉茎がぐっぽりと嵌まり込む。
重い衝撃と快楽で、目の前に星が散った。
「ほら、全部……呑み込むんですよ」
常とは異なる、雄くさい声だった。
ぞくぞくっと震えがくるほどの快感が、脊髄を走り抜ける。
「あ……あ……?ひ、ぁ、ァ、うぁ、ぁぁぁ……出て、出てる、ァ、奥……いっぱい……ッ」
「く、ぅ……!」
最奥で博士の熱をごくんごくんと飲み干しながら、今まで味わったことのない快楽に酔い痴れる。
こんなに気持ちいいことを知っちゃったら、きっと癖になってしまう。
マシーンを使われる度に中に出して欲しくなっちゃったらどうしよう……。
そんな心配が頭を過ぎったのを最後に、まるでアニメや小説みたいに、私の意識はぷつんと途切れた。
……
……
……
この後も、私は博士作のへんてこマシーンを色々試されることになった。
けれど、いつしか博士の目的はファッキングマシーンの開発ではなく、私の開発になっていき、大変迷惑なようなそうとも言い切れないような日々を過ごすことになる。
私が博士を好きなのかどうかは、自信を持って断ずることはできないのだが……まぁきっと、そういうことなのだろうと思う。
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