1分、1秒、
私の人生の全てに置いて。
あの男を関わらせない環境で眠りたい。
心境は、きっと顔に出ていた。
「そろそろちゃんとした引越し、考えましょうよ」
私の表情に聡い雄司が、気が付かないわけがない。
「俺体格デカいから、最低でもダブルのベットで寝たいっスよね〜。でも、今のセミダブルで抱き合うのも結構好き……」
「……雄司、もうやめよう」
むくりと、上体を起こして、ソファに居直る。
私がそうすると、雄司もまた、神妙な顔つきで従った。
「私、雄司を都合のいい男にしたくない」
「……俺がいいって言ってんのに?」
「私がここにいるきっかけが、アイツなのが嫌なの」
だからあなたと結ばれるなら逃げるんじゃなくて……
――そう、続けたかった。
…………続けられたら、よかったのに。
………
………
………
「ふ……んぁ、ゆ、じ……んぅっ、くるし……あぁん、んーっ!」
噛み付くようなキスは初めてだった。
私を快楽の蜜壺へ
同時に
「あぁっ! やだぁっ、つま、むの……! キツいってぇっ!」
ぐりぐりと潰され、こねられ、挙句きゅうきゅうとつねられ、ひたすらに乱暴される陰核。
根本をぎゅうっと、引っ張られるようにされると、逃げ場のない刺激に腰が跳ねてしまう。
今日まで散々、雄司は私の秘部を……特にクリを、たくさん甘やかすように
舐めて、吸い上げて、蕩けるように与えてきた刺激は、どれもどこか意地悪だったけれど……。
今日もこの瞬間まで、私がどれほど甘やかされて、愛されていたのかを思い知らされる。
雄司の少しかさつく指先が、すりすりとすり潰すようにクリを揉み、
ぢゅうぢゅうと舌を吸いあげて、強制的に絶頂へ誘われる。
「んぅうううっ!」
まるで小さなペニスのように扱われて、ひっぱり上げるように味わされた快楽は……
ひどい痺れと重たい疲労感を叩きつけてきた。
そして
「いや……! 今舐めるの、絶対だめぇっ」
だめ、も
いや、も
こういうときの雄司は、絶対に聞いてくれないんだ。
唇の端から、顎、喉、鎖骨、胸、乳首、腹、臍、
ゆっくりと目指す場所はわかっている。
否定しても、期待に打ち震える身体が、こんこんと愛液を溢れさせてしまうことも、ひくひくと
身体の中心部を覗き込む雄司と眼が合うのは、羞恥心が許さなかった。
「お願い……見ちゃやだぁ……っ!」