恋のはじまり

再会とセックス

帰りの支度をしていると、ロッカーに置かれている内線用の電話が鳴った。

ちょうど隣にいたユリちゃんが電話に出た。

少し話をして、そのあとでユリちゃんの周りでお花が咲いた。

どうやら庄司さん関係みたいだね。

ウキウキしながら電話を切れば振り返り、帰ろうとしていたあたしたちを呼び止めた。

「聞いてみんな!庄司さんが歓迎会をしようって!!!」

その瞬間湧き上がった。

こうしてあたしは帰ってドラマを見ようとしていたので残念だった。

断ることも出来ない会社関係者さんとの席だしなぁ。

結局行くことにした。

………

………

………

あたしたちは未成年なのでお酒は飲めません。

それを第一に歓迎会と言う名の飲み会に出席することになった。

ざわざわ、と駅前の串鳥がにぎわっている。

あたしたちはそこで研修担当メンバーと新人で待ち合わせしていた。

気が付けばみんな集まって飲み始めた。

「‥‥‥‥‥‥」

あたしは思った。

なんで庄司さんが隣に座ったのぉぉ!!!!???

お願いだからユリちゃんの隣に行ってよ!

あたしが気まずいじゃん!!

ここは‥‥‥あたしが一足先に帰ることにして‥‥‥。

そう作戦を練っていれば、庄司さんとは反対のあたしの隣にもう一人の研修担当の麻木さんが来た。

「飲みなよー朝露ちゃーん」

「あ、もう酔ってますね麻木さん」

「えーー??」

「おいこら麻木。無理強いすんなよ」

「あんれぇ庄司。お前随分とこの子に関わるんだよーー」

「腐れのん兵衛が」

「みんな聞いてー!この阿呆庄司くんは初恋で恋愛関係止まってるんでーす!!」

なぁんの暴露だよ‥‥‥可哀想に庄司さん。

「初恋相手とはどのようなお方でしょうか?」

「食いつくねーユリちゃん」

「教えてあげる!なんと‥‥‥」

「っ~はい!!!!!朝露ななこ!!飲みます!!!」

あたしは待ったを聞かずに、この場をしのぐために一気飲みをした。

結果、酔いつぶれました。

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