あたしはつぶれていて知りませんでしたが、下記のようになったんです。
新人軍は明日休みなので、二次会のカラオケへ。
庄司さんや麻木さんと言った上司チームはそれぞれで飲みなおすことになったそうだ。
そしてあたしはというと‥‥‥。
「えへへへぇ~~」
酔って狂った。
自宅が近いのは庄司さんらしく、歩けないあたしを一緒にタクシーに乗車することになった。
「朝露さん、自宅住所言えるか?」
「なぁんですか、庄司んさん~」
「なんで庄司んなんだ。ん、はいらないよ」
「‥‥‥落ち着けって」
「ひゃぁっはっは~~~!!!」
こんな騒いでるあたしは、他の人の迷惑にかからないように庄司さんの自宅へ行くことになった。
庄司さんの自宅は懐かしい香りがした。
「庄司さん~」
「なんだ?今水持ってくるから寝てて」
「ふぁぁーーい!」
あたしは一瞬落ちた。
気が付けば唇に何かが当たった。
うっすらと目を開けば、目の前には庄司さんがいた。
「水、持ってきたよ」
「ありが、とう‥ございます‥‥‥」
「少し落ち着いたみたいだな」
「はい‥‥‥」
「じゃ、よろしくな」
「??」
………
………
頭の上にクエスチョンマークを付けると、がばっと覆いかぶさってきた。
何が何やらわからずにいたら、キスをされた。
「むぅ、ん-ーっ」
唾液がまじりあって、ぐちゅぐちゅ、と水音を奏でた。
あたしの口の端からは、どちらかわからない唾液が口の端から流れ出る。
徐々に庄司さんの手は止まることを知らずで、お腹から上にかけて手を進めてくる。
「ちょ、庄司、さん!!」
「‥‥‥好きだよななこ。」
「!?」
「ごめん我慢できなかった。だってまさか自分の初恋の相手で引きずってる子と再会するとはな」
………
………
「!!みのるくん!!??」
「正解」
え、ていうかサラッと告白された‥‥‥?
「意識ハッキリした?じゃぁ帰りのタクシーに電話して―‥‥」
あたしは自分からみのるくんを押し倒した。
なのにいきなり形勢逆転して、みのるくんはねっとりと舌であたしの首筋を、
上から下にかけてゆっくりと舐められる。
「んんっ」
あたしは初めて“セックス”で感じるということの意味が分かった。
なんだかくすぐったいのに気持ちいい。
もっとしてほしいと思う。