「よく見たら可愛い顔してるしな。警察か、ここで脱ぐか、自分で決めな」
私の頭の中は真っ白になりかけていた。
身体でと言うのは、つまり、そういうことなのだろう。
経験はない。
けれど…
…この罪を洗い流せるなら……
………
………
「ぬっ、脱ぎ……脱ぎます……」
………
………
「へえ。丁度閉店時間だ、ゆっくり楽しめそうだな」
そう言うと、店員は1度スタッフルームの外へ出て行った。
恐らくは他のスタッフを帰らせる為だろう。
(やっぱり……やっぱり、セックスだよね……)
私は自分の出した答えにうろたえていた。
今ここから飛び出したら逃げられるだろうか?
いや、学生証を見られている時点で時既に遅し。
私の覚悟はぐらぐらと揺れていた。
程なくして、先程の店員が戻ってくる。
私は恐怖から振り向くこともできずにいたが、相手は容赦なく、背後から私の乳房をがっつりと掴んだ。