「ぁ…」
「せまい…」
ズブズブとはいってくる。
メリメリって表現が近いかも。
「入った。動くね」
あたしは痛さと快感で答えることもできなかった。
それからゆっくりと腰を打ち付けられる。
「ぁ、いぁ、んっ…」
「きっつ…きつくて気持ちいい…」
すぐに痛みは引いて快感だけが後に残った。
「んっ、あ、いいっ、」
「気持ちいいですか?」
「んぁ、はっ、きもち…いぃ…!」
「もうイキそうですね。こんなにぎゅうぎゅうとペニスを締め付けてる。気持ちいいです」
あたしは耐え切れなくなる。
口を開けると嬌声しかでない。
こんな…初めて会う人だし、いきなり処女奪われるし…
でもあたしは何も言えない。
だって気持ちいいんだもん。
こんな快楽を与えてくれるなんて、もうね。
「じゃぁ処女卒業を祝って、最高にイケるようにしてあげますね」
「ぇ?」
それを言うと敦くんはかなり速度を上げた。
あたしの嬌声は響き渡る。
やばいよ、こんなに声出してたら隣とかにバレる…
それはまずいよ、だって新堂兄がいるのに!!
敦くんは聞こえるようにわざと?
ってか恥ずかしくないの!?
「っきゃ、あ、あん!ぃあ!まって…!!!!」
「イキそうですか?」
答えようと口を開くとまた声が出る。
だからあたしは何も言わずに下唇を噛んでこらえた。
それに気づいた敦くんは、あたしの口に自分の右手の親指をいれてくる。
だめだ、噛んじゃうから…
「噛んでください。僕は大丈夫ですんで」
「いは、んっ、ふぅっ、らめぇ…」
「かわいい。今まで見てきた女性の中で一番に可愛い」
そんなこと、あまり言われ慣れてない!!
なんだか…今まで知り合った男性とはまったく違う。
本当は女性を大切にしているのかも…
「何か考え事ですか?」
「ふ…ん」
「目がきょとんとしてる。その表情萌えます。興奮します」
そういうと敦くんのアレがドクンと大きくなった。
あたしはそれにすら気持ちいいと思ってしまう。
けどこの後は何も考えられなくなる。
だって…
敦くんが胸をつまむから感じてしまって
何もわからなくなる
何もかも…
分からない。
わかったのは、
あたしが絶頂してから数分後。
敦くんが気絶したあたしを起こしてくれた。
ゴムは…回収したみたい。
「くるみさん。また来ますね」
「…敦くん?」
「すみません。乱暴してしまって」
「いや…」
「兄から電話もあったので僕は隣に帰ります。シャワー、浴びて待っててください」
「へ??」
そういうとあたしにキスをした。
「…こんなことは初めてです。またしましょう。じゃ。鍵はちゃんと閉めてくださいね。あと、合いかぎを作ってください。僕用に…ね」
ダメだ。
あたし…
敦くんに気が向いてしまっている。
初めてを初めて会った人と…
あぁもう、興奮冷めやらず。
あたしは今猛烈に敦くんを欲している。