「さ、笹野さん、あは、ちょっと濡れてきたよ。期待してくれてるの?僕たちやっぱり好き同士だったんだね」
「ち、ちがう、これは痛くならないための生理現象……っだから、やめて、やめてくださ……っ」
「嘘だ、だってほら」
「ひ……っ!?」
僕は身を捩ろうとする彼女を押さえつけて、湿った媚穴に中指を突っ込んだ。
笹野さんの言葉に内心少しムカッとしていた僕は、ちょっとだけ乱暴に指を
彼女の
ぐちゅぐちゅと音を立て、執拗に笹野さんの中をかき回すと、その蜜壷の奥から止め処なく甘い蜜が溢れ出し太ももを伝い落ちた。
彼女は声をころして顔を背けているが、震える吐息に抑えきれない嗚咽が交じる。
感動して泣いているのかも知れない。
外気に触れたクリトリスをコーティングするように、秘穴から溢れ出る蜜を塗りつけていく。
そうやって充分な潤いを与えた後に、指の腹で優しく撫でていくと、彼女はギュッと太ももを閉じたままプルプルと震えていた。
「はは、どんどん濡れてきた。これもセイリゲンショウってやつ?」
「あっ!?や、やだぁっ」
ぷっくりと膨らんだクリトリスを指先で軽く弾くと、彼女の身体がビクッを大きく跳ねた。
陸に上がった魚のようにびくびくっと跳ねる笹野さんは、ついに大粒の涙を流し始める。
「泣き顔かわいいね……。でも泣かなくていいよ。大丈夫。恥ずかしさなんて忘れさせてあげるから」
「ッひぎ!」
僕はクリトリスを撫でながら、蜜穴を指で掻き回す。
ざらざらしたGスポットを優しく引っ掻くと、次の瞬間、彼女の身体が大きく振るえ膣口がピクピクと痙攣し、僕の指を食い締めた。
「もしかして……イったの?ねぇ笹野さん、イったんでしょ?ねぇ」
「……ち、ちがう、そんなわけない……っ」
「あは、笹野さんってこういう時は嘘つきなんだね……。会社ではいつも素直で……優しくて……真面目、なのに。僕だけが知ってる笹野さんだね……嬉しいな……」
僕はフーッフーッと荒い息を吐きながら、なるべく優しい笑顔を浮かべてみた。
笹野さんは涙を零しながら、頬を真っ赤に染めて唇を噛んでいる。
「指抜くよ。力ゆるめて」
僕がゆっくりと指を引き抜こうとすると、彼女の肉壁は名残惜しそうに絡みつき、愛液が蜜穴と指先との間に糸を引いた。
笹野さんの綺麗な乳首と同じピンク色の秘穴からもトロリとした蜜が垂れ、そのいやらしい光景を見ていると、僕の心臓はますますドキドキと昂ぶっていく。
「あは、そんなに寂しそうにしなくても、もっと大きいの挿れてあげるからさ」
「さ、寂しそうになんて、してな……。や、やだ、やめてください犀川さん!どうしてこんなこと……っ?」
「え?あ……もしかして、もっと段階を踏んでロマンチックに初夜を迎えたかった……?ごめん、君の部屋に入ったら興奮しちゃって。で、でも、僕たち両想いなんだからいいじゃない」
「な、なに言って……私は犀川さんのこと好きなんかじゃ、ない」
「は?」
僕は彼女の言葉にショックを受けて、思わず腕から力を抜いてしまった。
呆然とする僕を尻目に、笹野さんは腹這いになって逃げようとする。
だが腰が抜けているのか、立とうとしても立てず、這いずるようにして僅かに進んだだけだった。
彼女が動く度、円いお尻がゆれて、濡れた太腿が窓からの月明かりでいやらしく光る。