湧き出してくる愛液が交わり合い、二人の動きはより速く激しくなっていった。
「うっ、はっ、ああっあっ!あ!あっ!」
勢いで英治の身体が前に傾き、さきなは前の机に手を突いて身体を支える。
生徒用の机は軽く、英治の腰が激しく振り立てる度にがたがたと音を立てて動く。
英治は後ろからさきなの身体を抱き上げ、机に上半身をのせるようにして体勢を変えさせた。
腰を突き出し、男に秘部を見せつけるような体勢になる。
教室での淫らな行為に溢れた愛液が太ももを伝い、膝まで下ろされた下着にしみこんでいる。
英治はさきなの背中を机に押しつけながら、激しく腰を振り立てた。
ぐっちゅぐっちゅと愛液が粟立ち、うっすらと濁っていく。
「はっううんっ!あぁっいいっ!いいっ!」
男に身体を好き勝手にむさぼられて、さきなは歓喜の声を上げて全身を震わせていた。
熱いペニスが身体の奥を突く度に、たまらない愉悦が全身を駆け巡る。
反り返った性器が肉壁をこすると怖いくらいの快感が走り、脳みそがドロドロに溶けていくように感じられた。
「あーっ!奥っ、そこだめっ!だっ、めえっ!」
ほとんど悲鳴のように響くさきなの嬌声は、あまりの快感に涙に濡れていた。
唇から溢れた涎が机にこぼれている。
力任せに突き立てられるペニスは恐怖すら感じる勢いなのに、若い男に貫かれる悦びに体中が狂おしい程に反応した。
英治の手がさきなの尻肉を左右に押し開き、さらに腰を強く押しつけられる。
ぐりぐりと一番深い場所を抉りあげられて、さきなは目の前が真っ白になった。
息をすることさえも恐ろしい程の快感が腹の底から湧き上がり、脳天から指の先まで急速に広がっていく。
「あっ、あ、あ――っ!!!」
まるで獲物にとどめを刺される最後の一鳴きのような悲鳴をあげて、さきなの身体は激しくのたうった。
痙攣し、逃げだそうと無意識に足が動く。
必死に机にしがみつき、耐えきれないほどの法悦をなんとかやりすごそうと身体に力が入るが――
それを上から押さえつけて英治がさらに激しく腰を前後に振り立てた。
「あー!あっあっあっ!!あーっ!」
死んでしまいそうな程の愉悦に叫び鳴きながら、さきなの身体がくねくねとよがり悶える。
パンパンに膨らんだ剛直がさきなの身体をさらに
絶頂へ押し上げられた身体が戻ってくることが出来ず、とめどない快楽の渦がさきなを離さない。
全身がびくびく痙攣しては男のペニスをしゃぶりあげ、背中が反り返って歓喜に震えてはたまらない嬌声を響かせる。
絶頂に震える女の肉壁にペニスをぎちぎちに絞り上げられ、英治は奥へ奥へと腰を押しつけて白濁を勢いよくぶちまけた。
びゅるっ、びゅるっと精を吐き出している間にもさきなの媚肉がペニスをしごきあげ、最後の一滴まで精液を搾り取る。
最後まで欲を吐き出しきって、ようやくペニスはゆっくりと前後に何度か動きながらもさきなの身体から抜き出された。
中に吐き出された精液が膣口から溢れ、白い液体が太ももを伝って落ちていく。
さきなの身体の上で何度も呼吸を繰り返す英治の身体が、机の上で絶頂の余韻に震えるさきなをそっと抱きしめた。
………
………
………
「先生……ごめんなさい、好き、です……」
耳元でそうささやかれ、まだぼんやりとしたさきなが小さく微笑む。
かわいらしい年下の男の子のはずだったのに、一人前のオスなのだと身体で教え込まれてしまうなんて――
さきなが答える前に、代わりに返事をするかのように下腹部がまたきゅん、と疼いた。
英治の汗のにおいが、つんと漂ってくる。
………
………
………
「俺、年下だけど……」
太ももにあたるペニスが、またじんわりと硬くなってきたのを感じながら、さきなは振り向いた。
オスのにおいを漂わせたままの英治の顔がすぐそばでさきなを見つめている。
答える代わりに、そっとその唇に唇を重ね合わせた。
びっくりして固まる英治の反応は、やはりまだ年下の男の子そのものだ。
そのアンバランスさがたまらなく魅力的に思えてしまったのだから、もう仕方がない。
とりあえず、絶対にばれないようにしなければ。
少しだけはっきりしてきた頭で、さきなはそんなことを思った。
………
………
………
翌日も、さきなはいつものように先生の顔をして、生徒の前で授業をする。
それを見つめる英治の瞳は、いつものように穏やかだ。
その奥にギラギラと光る劣情の色を、知っているのはさきなだけなのだ。