「ひっ、アーーーッ!!」
クリトリスの表面を転がすようにして刺激され、たまらない快感が身体中を駆け巡る。
「いっ、いくっ、いくいくいくううっ……!」
絶頂から降りてくる前にクリトリスをねっとりとなめ上げられ、再び身体が絶頂へと持ち上げられる。
つまみあげられたままの乳首に再び触手が吸い付き、乳首とクリトリスを触手に吸い付かれながら、マリカは草原の上で再び絶頂した。
「だっ、だめっもうだめっもうぅうっ……!」
あまりの快感に恐怖を覚え、マリカの身体が逃げ出そうとする。
草原の上を這うようにしてずると、触手はすなおにするりと離れてくれた。
「はっ、はああ……っ」
全身が熱くてたまらない。
このままでは、おかしくなってしまいそうだ。
下腹が痛いほどに疼いて、愛液が垂れ落ちているのを感じた。
(逃げなきゃ、おかしくなる――)
なんとか草原の上を這いながら進むマリカの身体に、背後から触手が伸びてくる。
下着の一部に触手がひっかけられ、マリカが進むと同時に、下着が少しずつ太ももへとずらされた。
「あ、え――?」
異変を感じて後ろを振り向くマリカの視界には、再び迫ってきている触手がうつる。
下着がずり下され、何もつけていない尻の間に、細い触手が近づいた。
「っ、あ、あっ」
何も遮るものがないソコに、指程の細さの触手がそのまま侵入してくる。
愛液でべとべとになったソコは、抵抗することなく触手を招き入れてしまった。
「はっ、ふうっ――」
マリカは這った状態のまま、触手に奥まで侵入されてしまう。
そのまま触手はナカで少しずつ角度を付けながら、前後に動き始めた。
ぐちゅっぐちゅっと淫らな水音がマリカの耳にも届いてくる。
逃げようとしたせいで、逆に触手にとって都合の良い体勢になってしまったようだ。
まるで触手に腰を突き出すような体勢で、マリカは草原に頭を突っ伏した。
「ひっあっ、あっあううっはああんっ……!」
嫌なのに、逃げたいのに、身体はその刺激に喜んでしまう。
段々と激しさを増した触手のピストンの動きに、マリカは無意識に腰を突き出していた。
「はっ、ああっ、だめっだめぇっ……!あっ、あぁんっ……!」
気持ちのいい場所をくいっと触手に押し上げられ、快感で腰が震える。
イソギンチャクのような形の触手が再びクリトリスに優しく吸い付き、まるでマッサージするようにして刺激を始めた。
すぐにイってしまうような激しい愛撫ではなく、ゆっくりと高められていく優しい愛撫だった。
イキそうなのに、その寸前で止まるようにコントロールされているような、そんな刺激のされ方に腰が無意識に揺れる。
「ひ、はあ、あぁ、ああ」
内側からも外側からも快感のスイッチを刺激され、快感だけに意識が集中する。
「イキたいっ、イキたい、イキたいっ……!」
ギリギリのところまでしか感じさせてくれない愛撫に、とうとうマリカは懇願するような声を上げ――しかし、その瞬間触手の感触が消えた。
ナカをかき混ぜていた細い触手も、クリトリスに吸い付いていた触手も同時に消え去り、たかめられた身体だけが残される。
「え……?」
何が起きたのか、とマリカが背後をゆっくりと振り返ると、そこには人間が二人立っていた。