「あ…っ…んん!っはぁ…」
ぬちゃっと粘度の高い水音、そして体内に迫り来る熱い質量を感じながら味わうように意識を下半身に集中させた。
狭い膣壁を押し広げて奥まで侵入してくる圧迫感に僅かな目眩を感じて、私は目を閉じたまま彼を強く抱きしめる。
「凄く濡れてるのに、結構キツい…力抜いて」
「ん…っ…久しぶりの、エッチ…だから…っあ」
「う…食いちぎられそう」
彼は私の下に手を回し抱きしめながらゆっくり腰を動かし始める。
密着した部分からヌチャヌチャといやらしい音がして恥ずかしさに耳をふさぎたくなった。
「…っあぁ、はぁ、あぁんっ!すご…」
彼の唇が頬や首筋に触れるとそこから熱が広がるように体中が燃えた。
一番奥の敏感な部分と浅い所にあるGスポットをランダムに突かれて激しい
「はぁっ…やっあ、あ、あぁっ」
深く力強いストロークが徐々に激しさを増し、ぐぽぐぽ泡立つ程のピストンに変わる。
口元にポタと落ちてきた隆史の汗を舌先で拭うとそのまま彼の唇に吸い付いた。
汗だくのしょっぱいキスに酔いしれながら薄く目を開けると目の前にある彼の瞳が優しく微笑んだ。
焦らされた内壁を隅々までえぐられ口内を隈無く犯される、もういつ絶頂を迎えてもおかしくないほど私は感じていた。
「隆史…っ!あぁぁ、もう…や、あ…いやぁっ…!」
「美沙…気持ちいい?」
「良い…イきそ…イきそう!」
いいよ、と言った彼の声色があまりに切なげで、隆史ももう限界なんだとすぐにわかった。
「あぁぁっ!」
太腿の内側がピクピク
それに答えるかのように彼が苦しい程強く私を抱きしめて腰を打ち付ける。
胸で浅く呼吸を繰返しながら、ぐったりと力の抜けた体でドクドクと注がれる精を感じていた。
密着している胸や腹を、どちらのものともわからない汗が ツツ と流れる。
「…シャワー、浴びなきゃね」
「少し休んでからにしよう」
すっかり濡れて顔に張り付いた髪をすくいながら彼は優しく唇を寄せる。
私達は深い深いキスを交わして、再びシーツに身を預けた。