唾液で一頻り湿らせた後は、先端を吸いながら、肉竿を両手でゆっくり扱いていく。
「いいよ、真由美ちゃん。さすが隆史君が淫乱認定するテクニック」
荒い息をしながら、英彰君は私の頭を掴んで前後に揺すった。
淫乱だなんて・・・、そう言われても、私はむしろ嬉しかった。
愛撫を続けると、次第に、英彰君も口から喘ぎ声を漏らし始めた。
「真由美ちゃん、もう、この辺りで止めておこう。お望み通り、挿入してあげるから」
英彰君は私を引き離した。
ズルリ、と私の口から出た肉茎は、パンパンに腫れ上がり、今にも破裂しそうだった。
「・・・ありがとう。でも、避妊具はちゃんと着けてね。お願いだから」
相変わらず、心に決めた相手が現れるまで避妊具は絶対に着けてエッチするという、
紀彦叔父ちゃんと交わした大事な約束事は、今でもちゃんと守っている。
「わかったよ。ちゃんと用意してるから。その代わり、服は脱いでね」
英彰君は私の部屋着と下着を脱がせて、床に放った。
………
………
英彰君も同じように全裸になり、手際よく男根に避妊具を装着した。
初対面の2人なのに、全裸を見せ合うなんて恥ずかしい。
けれど、私は早くその先をしたかった。
唇から垂れた唾液を拭いながら、私は英彰君に促され、彼の膝に座る。
英彰君は自らの肉茎を背後からそっと私の秘裂にあてがう。
所謂後背座位の姿勢である。
「いくよ。・・・、それにしても、さすが隆史の女。初対面でもグチョグチョだ。ほら、
こうすれば隆史が見えるか?」
言いながら、英彰君は私の中に押し入ってきた。
彼の指摘通り、秘所はすっかり潤んで剛直をスムーズに受け入れる。
ズンッ、と突き上げるような快感に、私は身を震わせる。
「うっ・・・、うぅぅ、ああっ・・・」
後ろから男に貫かれている姿を、普段交わっている男に見られる。
それはとても恥ずかしく、同時に強い快感を伴うものだった。
正面にいる菜々子さんも、私の変わり様に驚いたようだ。
負けじと向かい合う隆史君を抱き締め、自ら腰を振って彼を迎い入れている。
私は2人に見せつけるように、腰を動かし始めた。
見られているという羞恥心が、私自身の奥に潜む官能を刺激したのである。
英彰君の動きが大きくなる。
背後で荒い息遣いが聞こえる。
「あっ、だめぇっ!」
私はくねくねと体を動かして、彼の抽送に応えた。
助走を付けるように、段々動きが激しくなる。
肉茎がズルリと抜けるたびに、蜜口からは愛液が溢れ、英彰君の股間と太腿を濡らす。
グチュグチュと淫らな水音と悩ましげな喘ぎ声が室内に響く。
隆史君と菜々子さんも同じように、私たちの視線の先で交わっていた。
英彰君も感じているようで、私たちは初めてとは思えないほど、絶妙なタイミングでお互
いに快楽を貪り合う。
「真由美ちゃん。イキ顔を隆史に見せてやりなよ」
英彰君は私の頭をグッと固定し、体の角度を調節する。
次の瞬間、隆史君とバッチリ目が合ってしまう。
「やっ・・・、ああっ」
菜々子さんと交わる隆史君が、興奮した眼差しで私たちを見ている。
それを意識するだけで、私の体の芯は高ぶっていく。
そして、弓なりに背を反らせた瞬間、私は達しだのだった。
………
………
………
翌日、目覚めてみると、隆史君が私の胸を弄っていた。
視線を上げれば、外はすでに明るい。
時間は午前10時。
昨夜、英彰君との2回戦に臨んだ後、気を失うように眠ってしまったのだった。
「隆史君?朝から何を・・・?」
「休みなんだから、いいだろ。・・・これ、俺のを頼むよ」
隆史君は体勢を変えると、仰向けになった私に跨ってくる。
そして、自らの肉茎を私の口に突っ込んできた。
昨夜、初めて味わった英彰君のモノとは違う。
よく慣れた味がする。