あたしは酔っぱらっているくせに、涙が流れてきた。
何もできない自分が憎くい。
おばあちゃんの大切な時間をあたしの育児に回してくれて、
感謝してるけどこんな別れ方は嫌だ。
あたし‥‥‥また一人になるの‥‥‥?
そんな思考回路な自分に腹が立つ。
自分のことばっかりだ。
「泣くな!!」
そう言うりゅうはあたしを抱きしめる。
肉厚で筋肉でたくましい腕の中。
良い香りがして、少しだけ落ち着く。
「泣くな‥‥‥」
「‥‥‥怖いよ。あたし親に捨てられた時から一緒にいてくれた唯一の人なのに」
「‥‥‥」
「一人はもういやだ‥‥‥いやなの‥‥‥っ!!!」
あたしが泣き出せば、りゅうはあたしにキスをくれた。
最初は驚いて目を見開いていたけど、
あたしは暖かいりゅうのキスですべてを受けとめてもらおうと思い、
静かに目を閉じた。
舌をからめとられるキスをすれば少し呼吸が苦しかった。
くちゅ、くちゅ、と舌を吸われたり甘噛みをされると身体から力が抜ける。
りゅうはそのままあたしの首筋に舌でなぞってくる。
ゾクゾクとするが心地いい。
鎖骨を通って、まくられた服をはぎ取られ、
ブラジャーを外して乳輪を舐められる。
「んっ‥‥‥」
空いている乳首にはりゅうの指で乳輪をずっとクルクルじらしてくる。
「‥‥っは‥‥‥ぁ」
久しぶりの快感に懐かしさを感じた。
「‥‥‥どうしてほしい?」
「え‥‥‥さわ、って?」
「あんま挑発すんな。優しくできない」
あまり見たことのないりゅうの色っぽい顔。
余裕ないんだ。
あたしを求めてくれて、余裕が見られないんだ。
つままれてコリコリとひねられれば、
あたしも余裕がなくなる。