もう、無理だ。
「イきたい……いかせてほしいんです…………」
「素直だね。じゃぁ一分後にトイレにおいで」
「はい……」
あたしはその男性の手から解放された。
それと同時にこれから与えてもらえるだろう快楽に、
胸を躍らせて高揚した。
少ししてからあたしは言われるとおりにトイレに向かう。
トイレは赤くなっているので使用中らしい。
迷って迷って、あたしはノックした。
「はい」
それはさきほど興奮していた相手の男性だとわかった。
「あの………」
おずおずとあたしが声を出すと、ガチャリと扉が開いた。
「いらっしゃい」
そこには痴漢なんてしそうにもない男性の姿があった。
手を引かれてトイレに入る。
トイレの中は新幹線にある通常のトイレよりも意外に広い
入ると濃厚なキスをされた。
「むぅ、ん」
思わず声がもれる。
けれども先ほどとは違い、声をある程度抑えなくてもいい。
そんな多少の解放感も感じられた。
キスが終わると首筋を男性の舌が這いながら、
指は膣にたどり着く。
その瞬間、一気に二本の指がグッと押し込まれて入ってきた。
「あっ」
舌先は鎖骨をなぞり、膣にはごつごつした指でかき乱される。
あたしは頭が狂いそうになった。
「ぅあ、あ、あん、も……だめ」
「じゃぁ入れるよ」
そういうとすぐにそそり立つ男性のペニスが入ってくる。
「ぅ……せまいな」
「ぅあ………」
「動くよ」
その言葉を合図に、最初からかなり激しくピストン運動をされる。
ギリギリまで抜かれてから、一気に奥まで突き上げられる。
その快感は何とも言えない。