マニアック

姫はじめの儀式?

昨年、男性と初めてお付き合いを開始しました。

あたしは笠原かさはらゆき。

これでも一応社会人です。

相手はずっと前から好きです、と言ってくれた高砂たかすなコウキ。

会社の同僚であり、後輩です。

恋仲になったのは高砂からの告白がきっかけ。
………

………
当時誰も好きな人もいなく、というか恋愛経験はしたことが一度もありませんでした。

なぜかというと、両親がお互いに不倫して、気持ちがすれ違って…

結果、離婚という道になったのです。

幼い頃からそのような境遇にいたせいか、恋愛なんてしても無意味だから、だから勉強に打ち込もうと決めていました。

友達から聞く恋愛話にまったく興味がなかったわけではありません。

ただ気持ちは長続きはしない、と立証されたものがあったので、魅力もメリットも何もかも感じられなかったのです。
………

………
けど…思った。

幸せってなんだろうって。

あたしはよく誰かに「幸せになってね」ということが多い年代。

軽くて使い方が楽な「幸せ」というワードには重みがある。

これは重要なポイントだ。

あたしは今まで失礼なことを言っていた。

後悔。

そんな懺悔ざんげをしている今。

実は高砂と待ち合わせしていた。

これから初詣に行こうとLINEで言われたのだ。
………

………

………
「悪い、夕方の初詣になった」

「仕事でしょ?仕方ないよ。じゃぁ行こっか」

「……」

高砂は先に進もうとするあたしの手を取った。

指を絡める“恋人つなぎ”をしてくる。

当然、免疫がないあたしは顔から火が出そうなくらいドキッとした。

「…照れてる?」

高砂はあたしにわざとらしく聞いてくる。

「照れてないし」

「照れてよ。可愛い可愛い直属上司さん」

「からかってるなら帰る」

「帰れません。だって手をつないでるから」

「はいはい」

「プライベートは俺が誘導しますね」

屈託のない笑顔で高砂はあたしを見る。

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