「ネイティブが教える英会話教室」
ーーインターネットで見つけたその教室は、カリキュラムがしっかりしていたし、
何より自宅の近所だったので、一回見学に行こうと思ったのだ。
ネットで見学の予約を取ると、丁寧な返信がメールできた。
『初回から講師と二人ではご不安かと思いますので、グループレッスンはいかがですか?』
と聞いてもらえて、私は余計安心した。
なので、今日楽しみに教室を訪れたのだが――。
………
………
………
「んーっ!ヴ!ヴヴっ!離、うーッ!」
やみくもに手足をバタつかせて抵抗するも、
私より頭二つ分も背の高い男たちに取り囲まれ、
私の体は余すことなくその影に囚われてしまった。
涙で潤む視界で見上げた男たちの顔は、へらへらと薄ら笑いを浮かべながらも、
目玉は欲望に
黄ばんだ六つの眼が恐ろしくて、
私は幼子みたいにひっくひっくとしゃくり上げた。
大きな手で塞がれた唇は、
「レッスンに来たんだろ?ならちゃんと学習して帰らないとな」
「グループレッスン楽しんでいけよ。ははは」
「つーかちょっとHPの見栄えを整えただけで、こんな簡単に引っかかるとか笑えるんだけど。
英会話教室よりネットリテラシー教室にでも行ったほうがいいんじゃねぇの?」
日焼けした浅黒い肌の男たちは、思い思いに私に
「おっと、大人しくしろって」
体を捻って拘束を解こうとするも、簡単にいなされて、より強く押さえつけられてしまう。
それでもなお暴れようとする私に、背後の男が舌打ちをした。
「チッ、うぜぇな」
「う゛、う゛う゛ーーッッ」
男は私の背後から両脇に野太い腕を差し込み、
そのまま肘を曲げて、私をぐんっと持ち上げてしまう。
爪先を床から離されて、私は虚しく宙を
「はは!胸がプルプル揺れてえろいな。サービスか?」
「ひ……ッ」
私の前に立ち、手で口を塞いでる男が
数回、無遠慮に揉みしだき、息を荒げた男は私のシャツを乱暴に捲りあげる。
「ッ!ん!うう゛ーー!」
いやいやと頭を左右に振るも、男は私の意志など意にも介さず、
レースの下着を摺り下げて胸を露出させた。