「まだだめなのーー?」
あたしは高校三年生
幼馴染でお付き合いしている
そして悠馬の部屋でくつろぎタイム中なんです。
今日はお泊り。
そして今あたしが言っているのは少しだけ過激な内容。
「‥‥‥まだ、だ」
「えーーぶーー」
「第一‥‥‥なんでそんなにセックスしたいんだよ」
………
………
そうなのです。
「だってさー。悠馬を知りたいから」
「漫画の見すぎだ」
豪快でかつ優しくあたしの頭のチョップを食わらせられた。
んもー。
ってか男性って常に性欲があるイメージなのになぁ。
どうして‥‥悠馬は自分を抑えられるんだろう。
あたしがおかしいのかな。
………
………
「悠馬は‥‥‥あたしが好き?」
「あぁ。もちろん」
「ならなんでエッチできないの?」
「好きだからだよ」
「?」
「わかんなくていいよ」
―‥‥‥あ、わかった。
そういえば、あたしのパパと会ってからキスも減った。
違和感があるもん。
ぎゅーだって減った。
「帰って」
「あお‥‥」
「帰って!パパにビビッてなんも出来ないならさよならする!!」
「ちょ、待ってあお!つーかここは俺のマンション!!」
あたしは悠馬の上着を持って玄関に向かう。
「あーお」
「なにさぁ!!」
思わず上着は悠馬に向かって投げつけた。
けど悠馬は妙にニコニコしている。
それが気にくわない!
悠馬はあたしの腕をつかんで思い切り抱きしめてくれた。