圭太は舌をクリトリスの上で踊らせたまま、短く太い指を膣にゆっくり挿入した。
ビショビショに濡れた膣は圭太の指を優しく包み込むようにして迎え入れた。
「あっ、あああんっ、んんっ、んんん、んあっ!」
指は探り探り、未知の洞窟をゆっくり進んでいく。
膣のテッペンに、ザラザラした性感帯があって、圭太の指がそれの表皮に触れた瞬間、望結はあまりにわかりやすく反応した。
「お、ここが例のGスポットという所か…ほら、どうだ、これ」
圭太はどこから来るのか、妙な自信を持って指を小刻みに動かす。
ビクッと大きな刺激が膣に与えられる。
望結の頭はもう快感に埋もれて何にも考えられなくなっていた。
クチュクチュクチュという水音がする。
圭太はわざと音が鳴るように愛液を上へ集めて、その中で激しく指を動かした。
「気持ち良いか?望結?気持ち良いのか?」
望結は眉間にシワを寄せて聞こえないふりをしていた。
が、やはり自尊心が兄を受け入れられなかったのか、望結は微かに、それもホントに注意して見ていないと気付かないくらい小さく、首を振った。
舌でいじめられていたクリトリスはグングンと大きくなっていた。
圭太はまだ止めない。
彼の指のピストンは段々と早くなって来て、それでもなぜだか一切痛みが走ることなく、快感が望結の体を激しく襲い掛かる。
痒いような、ムズムズするような感覚がじっくりと望結の膣の上を走るようだった。
望結はそれを感じながらソファを必死で掴み、体を反らして喘いだ。
「イキたかったらイッていいんだよ。ほら、ほら、どうだ!」
圭太は疲れを知らないのか、アドレナリンでも出てるのか、全く休むことなく指を動かしていた。
「イ、イク!」
その瞬間、玄関の鍵の開く音がした。
二人は直ぐに振り返り、咄嗟に圭太が望結の体と衣服を引っ掴んで自分の部屋に運んだ。
そして望結の体を万年床に寝かせて、上からキスをして、
「どう?続き、したい?」
と意地悪い笑みを浮かべながら言った。
望結は頷いた。