幸人は噛みつくように私の首を舐めると、私のTシャツの裾から手を突っ込んできた。
そしてそのまま私の胸をわしづかみにして、揉みしだきだした。
「んんっ!」
私は胸を揉む幸人の手をつかむけど、幸人の手を胸から離すことができない。
幸人は私の口から手を離すと、今度は私のルームウェアのズボンを脱がせて下着の中に手を入れてくる。
「やめてよ!」
私はもがいたけど、やっぱり抵抗しきれない。
「なあ、やり直してくれよ!」
いきなり幸人がそう言った。
「はあ?何言ってんだよ?冗談じゃない!」
私は彼の頬をひっぱたいた。
それが幸人を刺激してしまったようだ。
幸人は私を体全体で抑えこむと、私の膣の中にいきなり指をいれてくる。
「いたっ!」
と悲鳴をあげる私を無視して、幸人は私のTシャツの裾をまくりあげると、胸を舐めながら膣の中を指でかき回す。
「や…ん…」
襲われてるのに、体は感じてしまう。
こいつ、あっちの方はうまいんだよね。
「あ…あぁ…」
幸人の動きに合わせて、私の口から声が漏れる。
久しぶりだから気持ちがいい。
「気持ちいいだろ?お前は俺が開発したからな」
セックスは気持ちいいけど、こいつのセリフは毎回気持ち悪い。
つき合ってる時は「サムい」と思う程度でも、離れるとこんなに気持ち悪いことしか言わなかったんだって気がつく。
「お前は俺じゃないと満足できないんだよ」
そんなわけあるか、ばぁか。
幸人は私の下着を脱がすと、クリトリスと膣の入り口を舐め始めた。
「ほぅら、びちょびちょだ」
気持ち悪い。入れるんなら、とっとと入れろ。
つき合ってる時から言葉攻めのつもりなのか、こんなくそサムいことばっか言ってたな。
セックスはそこそこうまくても、言葉攻めはド下手くそ。
幸人はぺニスを私の中に入れる。
そしてゆっくりした動きからだんだん速くなる。
「ああっ!いやあ!」
こいつの動きは気持ちいい。
「あ…ああ!いや…ん」
私は幸人の背中に手をかけた。
「ほら、気持ちいいだろ?お前は俺から離れられねえんだよ!」
うざっ。萎えるから、何も言うな。
「あ…ああっ!!」
私がひときわ大きく声をあげたのと同時に、幸人も射精した。
幸人は私の中に入ったまま、ガクッと倒れこむ。
早漏と終わったらそのまま寝るのは相変わらずか。
セックス後に寝たら、こいつは朝まで起きない。
ま、久しぶりに気持ちよかったからいいけど。
下半身丸出しのマヌケな姿の幸人をそのままに、私はシャワーを浴びに行った。