「やぁああんっ!すご…いっ!またイくっ!やだイっちゃうっ!」
まだほんの数回しか動いていないにもかかわらず口の端からヨダレを垂らしてイきはてた彼女にお仕置きするかのように男はローターを手に取ると痛いほどに勃起したクリトリスにあてがった。
「ひぅっ!くぅ…んっ!や、まだダメェあああああ」
髪を振り乱しビクビクと体を仰け反らせて声を上げる彼女を後ろから押さえつけるように抱きしめ、一番深いところまでペニスを押し付け小刻みに腰をふる。
ローターでクリトリスを責められながら膣奥を突かれ彼女は膝を震わせながらイき続けた。
「あああ、もっと…もっとぉっ…!あっ!イク!イっちゃうっ、くぅぅっっ!」
「俺もそろそろ、我慢出来ない…」
「んぁ、じゃあ、じゃあ…一緒、に…きゃうっ!あぁぁっ」
ボソ、とそう言うとローターをその辺に放り投げ彼はすみれの尻をしっかりと大きな手で鷲掴み、勢い良く腰を叩きつけ始めた。
ガクンガクンと全身を揺さぶられ体ごとベッドに叩き付けられるような衝撃と脳天を貫く激しい快感にすみれはもはや理性と呼べる一切をなくして鳴き声を上げる。
彼女の背中に汗を落とし最期のスパートをかけ、その中にどくどくと精液を注ぎきった。
すみれは自分の体内に彼の熱が染みわたるのを感じ、全身、それこそ頭の先からつま先までピンと張り詰めるほどの力をこめてそれを受け止める。
二人揃ってぐったり白いシーツに崩れ落ちる。
それから見つめあって長い長いキスをした。
- FIN -