マニアック

縛られて、乱されて…

私はひどい女だ。

………

………

………

旦那に黙って、こんなことをしているなんて。

………

………

………

「もっと声を聞かせてよ!」

 

彼はそんな風に言いながら、バイブを強く私のクリトリスに押し当てた。

「んんっ、うぅんっ!」

ボールギャグ(猿轡さるぐつわ口枷くちかせの一種)を口につけられ、私はまともに声を発することもできない。

口元は閉まらない口元からあふれ出したよだれにまみれて、ぐちゃぐちゃになってしまっていた。

はっきり言って、とても醜く、乱れた姿だ。

手枷てかせ足枷あしかせをはめられて、自由に動くこともできない。

ただ私は、犯されるだけ。

「ほら、苦しいならもっと声を上げて!」

「んんんっ!んんんっ!」

バイブを何度も押し当てられ、強引な手マンをされ、私のクリトリスはもうしびれていた。

でも、快感だけは何度も何度も体を駆け抜けていく。

「うううううんっ!」

我慢できなくなって、私はまた、思わず潮を噴き上げた。

彼の顔面に、体に、それは容赦なく吹きかかる。それを彼は恍惚こうこつとした表情で見つめ、私の股間にむしゃぶりついてきた。

「ふぅん、ううん」

びくびくと動く腰に合わせて、私の噴き上げる愛液をすする。

そんなもの、おいしいのだろうか。私にはよくわからない。

けれど、無心にしゃぶりついている彼の表情を見ていると、きっとそんなことは関係なくて、ただ私を味わいたいだけなのだろうな、と思う。

「んん、んんん」

イった直後で敏感になっているクリトリスを攻められると、私はもうどうしようもないくらいに感じてしまう。

彼がそれを飽きずにしゃぶるから、何度もイってしまう。

体がびくびくと震えるのを止められない。それを彼は無理やり抑えて、私の股間を何度も、何度も、執拗にしゃぶる。

「むぅぅ、んんっ!」

だめ、だめ、と首を振っても、彼は絶対にやめてはくれない。

私の体がもう、言うことを聞いてくれない。

こんな快感を知ってしまったら、もう元には戻れない。

そういうものだ。

「感じてるの?」

彼は、とてもいじわるな笑みを浮かべている。

私が、うん、うん、と首を振って頷くと、口元はもっと大きくゆがんだ。

「うれしい」

彼はそういって、もう愛液と彼の唾液でびちょびちょになっている蜜壺の中へ、たぎった欲望を突き刺した。

私は彼と、二度目の交わりを始めた。

ことの発端は、少し前にさかのぼる。

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