「あ・・・っきゃああ!」
突然与えられたクリトリスへの刺激に思わずビクンと体が跳ねる。
医療用のゼリーでも使っているのかそれとも自分の愛液なのかぬるりとした感触のおかげで痛みなどはなかったが薬で興奮した体には鮮烈すぎる刺激だった。
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「あ…あ…あ…ま、まって…」
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彼女の懇願は完全に無視されたらしく、指先は無感情にクリトリスをくにくにと揉んでくる。
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「あああああ!!いや、いや、いやぁあああ!こんなのむりっ!」
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つま先がピンと伸びる。
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「完全に勃起してますね。キャップを
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研究員とていたずらに揉んだのではない。
状態を見ておきたかっただけであった。
「では、今から機械をつけますね。あぁ、大丈夫ですよ、機械といっても仰々しいものではないので…吸引して振動する…まぁアダルトグッズで言うところのいわゆるクリキャップ、のようなものです」
今までにないほど敏感になったクリトリスを吸引して振動される、その事実にめまいがした。
待って、と言う前に性器を指で押し開かれ、キュポ、と小さな筒状のものがクリトリスに被せられた。
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「っひゃぁあああん!」
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「内側にシリコンでできた細いブラシが付いていまして、振動と同時にこれが陰核を刺激します。
説明するより体験してみたほうが早いですね」
言い終わるやいなやカーテンの奥でカチ、と小さな音がした。
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「あーーーーーっ!あああー!」
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絶叫にも近い悲鳴。
何もない天井に向かって大きく目を見開いたまま彼女は喉が擦り切れんばかりに声を上げる。
想像だにしていなかった強烈な刺激に体が大きく跳ねたがガッチリと固定するベルトが椅子から転がり落ちるのを止めていた。
女性の最も敏感な部分のみを猛烈に責め立てる振動に膣口はパクパクと
逃れようと腰を振っても吸い付いた器具は離れることはない。
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「ひぃいい、ひぃっだめ、もうだめだめだめぇええ」
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これ以上はないほど勃起したクリトリスが更に吸引され先端をやわらかなブラシの回転で掻き撫でられる。
がくがくと腰を震わせて嬌声を上げ激しい快感にのたうつ様は女に生まれたということを哀れに思えてしまうほどだった。
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「ひぐ、いぐ、いぎぞう…いやあ、ああああああああ!!」
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実験はまだ始まったばかりだと言うのに彼女は全身を激しく痙攣させてあっけなく絶頂を迎えてしまった。
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「い、いきましたっ!いったから、今いったからとめ、とめてえええ」
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「止めませんので、もうしばらく頑張ってくださいね」
泣き出したいほどの恥を忍んで絶頂を自ら告白したにも関わらず帰ってきたのは冷淡で義務的な、無慈悲な返答だった。
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「しょんなぁ…あ、ああっ!やああぁぁぁぁ…」
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絶頂を迎えた直後の、感度の増した陰核にも機械的な刺激は容赦なく与えられる。
「一度目のオルガズムがかなり早いですね」
「しばらくこのまま経過観察しましょう」
「良い結果が期待できそうですな」
秘部を