ガチガチなあたしをほぐそうと、祥太くんは優しく背中を撫でてくれる。
心地よくって、なんだか眠たく………。
「りみさん。ごめんね。ブラジャー外すよ」
「え」
返事を待つこともなく、ブラジャーのホックをかんたんにとられる。
肩ひものないブラジャーなのでぱさっと床に落ちた。
「やらしーブラジャーだね」
指全部を背中につけて、ゆっくりと線を描くように背中から胸元までなぞられる。
敏感な部分になってきたから、あたしはびくんとした。
くすっと笑って祥太くんはやんわり胸を揉んだ。
言葉と嬌声をグッとこらえて、与えてもらえる快楽を待つ。
しかし、胸で円を描いてまた背中に戻った。
そしてまた同じく指を這わせる。
徐々にもどかしく感じてくる。
「もどかしい?触ってほしいの?」
「わかってるくせに……」
「ん-わかんないなー…言葉にしないと」
旦那のは違う。
当たり前だけど。
旦那は…慎吾は愛撫をほぼしない。
ましてや祥太くんみたいに言葉を強要はしない。
「うー」
「はいはい、可愛いねりみさん」
そうして祥太くんは胸に張り付いた。
胸元からじっくりと舌を這わせる。
けれども乳輪には舌をくれるのに、尖端には何もくれない。
それを繰り返していると、狂いそうになった。
もっと触れてほしくて
もっと舐めてほしくて
もっともっと、かき乱してほしい。
それがあたしの望みなんだ。
欲求不満な部分が今大きく動いている。
反応をしている。
執拗に乳輪ばかり犯されているあたしは
自分から祥太くんの盛り上がっている股間に手を伸ばした。
「……なに、他もしてほしいからいきなり触ったの?」
あたしはまた、こくんと頷く。
「可愛い。じゃぁお望み通り………」
祥太くんは胸の尖端をベロっといやらしく舐め上げた。