恐らく初めて聞く彼の可愛らしい小さな喘ぎ声に口元がニヤニヤと歪む。
もっと聞きたい、もっと感じさせたい。
「気持ちいい?」
彼は手の甲で口元を覆い目をぎゅっとつぶったまま頷きも否定もしない。
ただ肩で息をする様にはぁはぁと空気を必死に吸い込んでいる。
もっと声を出してもいいよと囁いてみると優越感か征服欲か、主導権を握っているという実感にゾクゾクするほどの精神的な快感が生まれた。
もっといじめたい、かわいがりたい、相反する2つの感情に流されるままに彼のお尻の穴の周辺を舌で突く。
彼はそのすぼまりをヒクヒクさせながら声を殺して感じている。
「お尻、気持ちいい?」
相当恥ずかしいのだろう、目を強くつぶったまま彼はほんの少しだけ頷く。
それを見てさらに口元をにやりと緩める私がいた。
変態、と小さく呟いてそこを舐める。
セックスする前にシャワーを浴びてて良かった。
ねっとり舐めながら丸いお尻を爪の先で そーっ と撫でると彼は ひゃふっ と奇妙な声を上げてビクンと飛んだ。
「うぁ、あぁっ…あ、あ…」