遥香に指示されるままに服を脱いだ彼を、再びソファに座らせる。
下半身にほんのお情け程度にタオルがかかっただけの間抜けな姿で腰を下ろした彼の前にピンヒールをカツ、と鳴らしてまっすぐ立った。
彼の股間のタオルを見ると期待で既に膨らみを持っている。
「タオルの下に何入れてるの?もしかして、もう勃起しちゃってる?」
いじめられるのを期待してチンポ膨らませてるなんて、変態。
遥香は笑いながらそこを靴の先で軽く踏む。
ぐにぐにと程よい弾力が徐々に硬くなるのがわかった。
「あっ……はぁぁ…」
タオル越しに踏まれただけなのに喘ぎとも吐息とも取れる熱を帯びた声が小さく漏れている。
健治の感度の良さ、そしていやらしい表情に遥香は思わず口元が緩んだ。
もっといじめたい、もっと
「どうしようもない変態ね…」
すがりつく子犬のような瞳で遥香を見つめる健治に
そのままグリグリと完全に勃起したペニスを足で踏みながら私は意地悪なことを言う。
「そのタオル、ここの備品なのよ。変な汁漏らして汚してないでしょうね」
「あ!…あ…っ」
健治はバッとタオルを持ち上げる。
そしてその中を覗きこんで言葉を呑んだ。
その目は見るからに
そっと覗き込むと濃い我慢汁がタオルとペニスの先端を透明な糸で繋いでいる。
「おちんちん踏まれただけで我慢汁ダラダラ垂れ流しちゃう変態にはどんなお仕置きをしようかな」
ワクワクしながら楽しげに笑う遥香を見る彼の目にもまた期待と興奮が燃えていた。
後編へとつづく…
後編私の知らない世界…実際に踏み込んでみると意外な私がそこに…【SM後編】