ただただ、与えられた快楽のみを感じることしかできない。
おぼれてしまいそう。
気持ちいい。
それに相手がコウキなら、もうなんでもいい。
気が付けば淫らな格好になるあたしを、コウキは隠れるように人からも、陰からも観られない様に移動させる。
かんたんにわきから持ち上げられて、神社の横のベンチに乗っかるあたし。
股の茂みを手探りで割って入り、初めて中に指を通した。
「っ!」
「痛い?」
「い…」
次に与えられた刺激は、俗にいうクリトリスと呼ばれる快楽の集中場所。
「これ痛い?」
確認しながら指をクリトリスと膣の出し入れを繰り返す。
次第に痛みが快感へ向かっていくことがよくわかった。
思わず
「かわいいな、俺のゆき」
「っは、ぁ…」
快感はまだまだ止まらない。
………
………
正直ここまで気持ち良いものだとはわからなかったから戸惑う。
だけど…
コウキが喜んでくれてるから何でも良いや。
あたしは思いっきり喘いで感じて、コウキにももっと感じてもらおう。
だから…ね
「コウキ…ぃれて…」
「んー?聞こえないー」
「いじわるっ」
「いやーゆきってばギャップがはんぱない」
「……なに」
「かわいい。もっと好きになった」
「!!」
「いれるから、痛かったら喘いで」
その瞬間、股を割いて太くてかたい、コウキのアレが入ってきた。
じわりじわりと熱くなって様々な感性が活発的になる。
それはお互いさまに。
気が付くと深く、深く、つながっていた。
「ゆっくり動くからね」
一度、腰を打ち付けられた。
ぐんと押し込まれるような痛みが走った。
けれども次に押し込まれると、今度は快感を味わう。
「っあ、ぃあ、はぁ…あ、ぁっ」
「いやらし…」
パンパンと乾いた音が鳴る。
それはあたしとコウキの理性を吹き飛ばす、良い理由だった。
「っは、ぁ、ゆ…き、気持ちいい?い、痛くないか?」
「う、ん…、ぁ、気持ちい、よぉ…ぅあっ」
「やーべ、いやらしい言い方」
もう、何も考えられない。