「っぁ…!」
「はぁ、もう一回言ってくれ」
「は、い…あたし主任が好きなんです」
言うたびに奥の奥へ入っていく主任の竿。
全部入れ終るとかなり激しく何度も突かれる。
声が我慢できないあたしは必死に喘ぐ。
「俺も、好きだ。っは、ずっとずっと、茗子だけっ!」
「ん、ぁあ、またイッちゃいそう…」
「いいよ」
「んあ!激し、強い…っ!」
「もっと奥に…!!」
「いっ…ああぁぁぁぁあぁあ!!」
「うっ…!」
こうしてあたしたちはほぼ同時に達したのです。
………
………
………
「美世の義兄!!??」
それは行為の後の話。
なんで美世と仲が良かったり、美世を呼び出したり、なんでなんでと考えていたことを告白した。
「そ。圭は俺の弟なんだ」
「そんなつながりが…」
「茗子には話したいと思ってたけど、それを言ったことで何になるのかわかんなくてな。美世は言った方がいいいとは言うが、お前の反応が怖いと感じてた。だから言えずに美世に愚痴ってた」
「…ばーか」
「!おま、仮にも上司にそんな風に―…」
………
………
ちゅ
………
………
あたしは今まで、先ほどの行為にもなかったキスを、自分からしてみた。
それから目を見て、えへへ、と笑えば主任も…翼さんも笑顔になってまたキスをくれた。
気持ちは気づかないことの方が大きい。
けれどもきっかけさえあれば何とでもなるんだ。
正直に生きよう。
そうしたらきっと
悩んでいた道に光は射すだろう。
………
………
あたしと翼さんのようにね。
- FIN -