「濡れてますね」
割れ目をツーとなぞる彼の舌にピクンと腰が跳ねた。
既に赤く売れて濡れたそこを更に押し広げるように力を入れて尖らせた舌先が彼女の最も敏感な部分をほじくる。
「あぁ、はぁ…ひゃんっ!」
指を差し込みながらクリトリスを舐め突付く。
キュウッと締め付けてくるその膣壁は溶けるように熱く、より強い快感を求めてうねっていた。
「んあ、や」
彼が唇で敏感な突起を啄みながら指を二本に増やす。
ぬぽ、ぬちゃ…と耳につく粘り気のある水音に彼女は思わず両手で顔を覆う。
「や、やぁぁ…はずかしい…」
「慣らさないと痛いですから」
「う~…少し位痛くても良いよぉ…」
彼女の言葉を聞き流して彼はそのまま指を動かし続ける。
時折、その蕾から溢れる密をジュルジュル音をたてて舐めとった。
その音が更に彼女の初々しい羞恥心を激しく刺激する。
「それ、いやぁっ…んっ、あぁぁっ」
「そう言う割には気持ちよさそうですが」
「…うるさいです」
「はいはい、わかりました」
彼は彼女の中から抜き取った指をその口に運ぶ。
「ちょっ、まっ…何で舐めて…」
「美味しい」
「うっそぉ…」
慌てる彼女を尻目に彼はそそくさとサイドテーブルの小さな引き出しから避妊具を取り出す。
子供についてはきちんと婚姻届を出し式を挙げ、暫く二人の生活を楽しんでからというのが彼の考えだった。
彼女はと言えば彼が何をつけているのかなんとなくの見当はついたものの口を出すことは
「美優、良いですか」
コンドームを装着し終えこちらに向き直る彼に、美優は黙って小さく頷く。
高貴の手が彼女の頬を撫でそっと唇を重ねた。