「そんなかわいい顔してたらオオカミに喰われちゃうよ」
「オオカミ!?そのような獣さんはいないです!ここは平和な街であって‥‥‥」
「可愛い可愛いお姫様。少し俺と遊ばない?」
「ええええ!!??そんな見ず知らずの殿方となんて恐れ多いです!!」
「キスした仲でしょ?俺の名前は
「あ、わたくしは桜子です‥‥」
「ほら、これで俺ら見ず知らずじゃねーだろ?」
このお方は‥‥‥まるで春のよう。
心をホッと温めて下さるのです。
だから、わたくしも心を開けたのでしょう。
「龍さま‥‥‥わたくしに愛をくださりますか?」
「あぁ、あの旦那より、ずっと愛するよ桜子」
暗がりなところを探して見つけた場所で、わたくしは龍さまを求めました。
ゆっくり首筋を舐められて、徐々に下に下がる。
着ていた服をまくられて胸が露わになりました。
舌先を尖らせて、乳房を刺激されました。
くるくる‥‥‥と舌先で乳輪をなぞりだす。
「はぁ、ん」
反対側の乳房は親指と人差し指でつままれてグニグニとされている。
「ひ‥‥ぁん」
「気持ちいいの?桜子の乳房は硬くなって尖ってきた‥‥‥」
「い、言わないでください‥‥」
「かーわいい。もっといじめたいな。ほら、」
そういう龍さんの指は、乳房をひたすらつまんでは離している。
「ん、んん、だ‥‥めです‥‥‥」
妖艶のようだ、と表現してくださったのは龍さまだけ。
………
………
裕一郎様は‥‥あのお方は決してそう言ってはくださらない。
それが人間として、男性として女性がときめくものなのに
あのお方にはなくて、偶然助けていただいた殿方の龍さまにはございますのね―‥‥‥。