ニコッと笑って見せれば、いつの間にか流していた涙を舐めてくださった。
そしてまた、いえさきほどとは同様ではなく、
最初から激しい突きが始まりました。
「っぁあ!きもち、い!いいです!!龍さん!!!」
「はぁ、はぁ、さくらこ‥‥‥」
龍さんの腰は止まらず。
どんどん突き上げられればじわりじわりとまた、上りつきそうになるわたくしは、
龍さんの背中をつかむ。
「さくらこ?」
「愛を感じられますの‥‥っ、この、瞬間から、愛を‥‥‥」
わたくしは信じてみたかった。
もしも答えてくださるのでしたら、
この人生も意味があるのかな。って。
「あぁ、感じてくれるのか?‥‥さくらこ」
「ひぁああぁぁ!いっきそ‥‥です‥りゅ‥‥」
イキそうになれば、わたくしの腕を掴んで座位に変わりました。
さらに奥の奥を突かれたわたくしは、気がおかしくなりそうなのです。
「これ、さくらこの全部が感じられて‥‥‥いいな」
余裕のない表情の龍さんは、その中でもわたくしを想ってくださった。
幸せすぎでございます‥‥‥
「あん!ぁ!!りゅ!さ‥‥‥」
下から突き上げられれば、わたくしの子宮など壊れてしまいそうな感じがしています。
「で、る‥‥さくら、こ‥‥‥」
「りゅ、さん!いってしまいます!!わたくしも‥‥‥もう!!」
こうしてわたくしたちは初めて出会ったときにできた時間で、
お互いに本当に求めあうような関係になりました。
旦那様は‥‥もう何も求めませぬ。
ただ隣にいるだけ。
けれども本当にそばに、隣にいてくださるのはやっぱり、
龍さんだけなのです。
- FIN -