ソファに押し倒されれば、いとも簡単に着ていた服を脱がされて下着姿に。
あむっと胸の谷間に噛みついてくる。
なんというかわいらしさなんだろうか。
そんな風に思ってしまってはダメだとわかる。
ましてや親族にあたる人間とこんないけないことをするとか、道徳の問題だ。
「華‥‥さん」
こうやって名前を呼ばれれば、胸に、脳に、身体に甘く痺れがやってくる。
ちゅ、ちゅ、と胸の間から徐々にずれてキスされれば、あたしも抑えが利かなくなりそうだ。
もっと欲しい。
健也がいなくてあたしは毎晩一人でしていた。
だから亮太くんに健也を重ねて情事を求めてしまう。
ブラジャーを捲られて、露わになるあたしの胸。
亮太くんは呼吸を荒げながらあたしの胸にゆっくりと舌先を向けた。
今か今かと刺激を待つために、より自分を高めるためにも目をつぶった。
しかしそれは亮太くんが許さない。
………
………
「華さん。俺を見て。亮太って呼んで」
「‥‥‥」
「華さん」
「ごめん」
あたしは涙を流す。
わかってるからなんだ。
「亮太くん、お願いだから‥‥‥やめて‥‥‥」
「無理だよ。華さんが名前で呼んでくれないから」
「だめ‥‥‥」
「‥‥‥うるさいなぁ」
ごくごくまれにみる亮太くんのキレモード。
脱がしたあたしの服を絞って手首を拘束されてしまった。
スカートを捲り上げて、パンツをあらわにさせられる。
あまり濡れていないせいか頭を悩ませる亮太くん。
するとパンツをずらして膣を舐め始める。
「!!!!!」
あまりされない行為にあたしは驚いた。
亮太くんとも数回関係を持っていたが、このクンニという行為は初めてだった。
ぴちゃ‥‥と音が鳴れば、ぬるぬるしたものが膣のひだひだを這う。
周囲をゆっくりとじっくりと舐められれば興奮してくる。
クリトリスを舌先でちょんちょんといじられた。
「ひぁっ!」
思わず声が漏れる。