「ん、あぁっ! もぉ、ナカも、おかしくなる……っ」
「ん、嫌か? 身体はいっぱい反応してくれて可愛いんだけれどな」
意地悪く、ぬぽっと音を立てながら膣から舌を抜くと、チロチロとクリを舐めてくるから。
「あぁっ! あっあっあっ……ん、あぁっ」
先端をコリコリチロチロと優しく舐められるのに弱い私は、なすすべもなく絶頂を迎えそうになる。
柔らかく指で撫でるように優しく刺激され続けたクリトリスは、もう限界間近なのに……
「あぁんっ! そこっ! じんじんする、うぁっんんっ、あんっ」
じっくりと私のあられもない恥ずかしいところを眺めていた課長は、ひくんひくんとえっちに
――くちゅ、ちゅぽっちゅぽっ! こちゅこちゅっ
愛液でさらに滑りが良くなったクリは単調な舌の動きでもずっと甘イキし続けているみたいに気持ちよくて、反対に放置された膣が切なく
「あぁんっ! んぁっ! ひっ、あぁっ」
上手く快楽を逃せない私はいつまで一番気持ちいい瞬間の手前にいた。
辛くて涙が溢れると、灰島課長は目元にキスを落とす。
「ん……和泉川は本当に感じやすいな。俺が誘ったとはいえ、こんなにエロい身体なのに流されやすいなんて、今日の今日まで悪い男に捕まらなかったのが奇跡じゃないか」
「……か、ちょうが、あんっ! 間違いなく、今まで出会った人の中で一番……あぁんっ、悪い男ですっ! もぉ! 喋っている時まで、エッチなことしちゃいやぁっ!」
イタズラするように乳首をきゅうっとつねったり、クリトリスを指で弾く灰島課長を
「そういう顔も可愛いな」とキスされてしまった。
「んむっ……ん、ん……」
唇を柔らかく噛まれ、息をしようと薄く開いた隙間からぬるりと舌が滑り込む。
絡めとるように舌が口内で暴れ、とろとろと溶け合うように擦れ合うと、
今更だけど、なんだかとってもいけないことをしている気分になる。
こんな濃厚なキスを繰り返せば、
ひくひくとどうしようもなく切なく疼く膣からはこぽりと愛液が溢れ、
灰島課長はそれを掬い取り、舌で
ぬるりと滑るそれは、私への刺激をさらに強く掻き立てるから、もちろん我慢なんてできるわけがない。
――ちゅっちゅっ! ちろちろちろちろ……くちゅっ! くりゅくりゅっ
「い、くっ! あぁん! も、イクぅっ!」
激しい絶頂が来る!
身体はそれを期待していたのに。
途端に、優しく、ゆっくりとした動作で舌の腹でクリトリスを転がされ、焦らすようにくりゅくりゅと全体を包むように舐められれば。
「あぁっ……! いやぁっ……んんんっ!」
じんわりと膣の奥が火照るような熱を覚え、果てた。
「ひ、ひどぃ……ん、ぁあ……」
私は確かにイかされた。
イかされたが、優しく
はっきり言えば、むずむずがスッキリせず、もどかしさがばかりが残っている。