ちゅ、と唇に柔らかい感触。
目を丸くしたまま動けない私の目をじっと見つめながら彼は二度、三度軽いキスをしてヌル、と熱い舌を侵入させてきた。
恋人のものより小さな舌がヌルヌルと口内を動き回る。
歯列を撫で、舌に絡められぞくぞくしてしまった。
「…んっまって、ダメだよ春斗くん…んぅ…」
離れたかと思うと唇をぺろっと舐められ、再び深く唇を重ね合わせてくる。
こんなことどこで学んだんだろう…そんな事をぼんやり考えていると彼の手が私の胸に伸びてきた。
「静香お姉ちゃん、む、むね…触ってもいい?」
この時の私はどうかしていたかもしれない。
「いいよ」と言って彼のまだ幼さの残る柔らかな手を掴んで、そっと胸に押し当てていた。
カットソーの上から彼は興味津々にふわふわと押したり突いたりしている。
「やわらかい…」
「…直接触ってみる?」
「うん!」
自分でも驚くほど大胆に服をブラを脱ぐ。
彼氏相手なら明るい部屋で脱ぐなんて絶対しないのに。
「優しく触ってね」
「う、うん。わかった」
丸く膨らんだ胸、白い肌、そして春斗くんの視線を一身に受けて僅かに硬くなりつつある胸の先端…
わぁ~…と感嘆を隠すこと無く彼は目の前にある女の体に興奮して手を伸ばす。
ふに、と乳房を掴み優しく感触を確かめる。
ふに、ふに、と揉んで、持ち上げたりプルプルと揺らしたりと好奇心のままに私に触れる。
「ひゃ」
「えっ」
指が乳首に触れた瞬間に思わず声が出てしまった。
驚いて手を離した彼に大丈夫、と微笑みかける。
「ここはね、とっても敏感で気持ち良い所なの」
「そうなんだ…気持ちいいんだ…」
「うん。優しく摘んだり撫でられたり、舐めたりされると…ね」
なぜだか何も知らない男の子にセックスを教えることが楽しくなってきた。
性的な興奮とは別のドキドキに支配されて静香は彼を誘導する。
「もう少し力を入れても気持ちいいよ」
「舌でつついたり、吸ったりしてみて」
「はぁ…っあん、春斗くんとっても上手だね」
乳首を摘んでコリコリと押しつぶしながら刺激しつつ、もう片方の乳首を吸い舐める。